ロードバイクでUber Eats の配達をしたいと思っている
でも料理が崩れて低評価にならないか心配…
Uber Eats(ウーバーイーツ) での業務は配達件数が命。
そのため、1時間あたりの配達件数を増やすためにも効率化は必須と言えるでしょう。
- 稼働中の疲労軽減
- 1件あたりの配達効率アップ
- ピックアップ時間の短縮
ロードバイクを使って配達をしてみると、実際にこれらのメリットを体感することができます。
しかし、「ロードバイク特有の極端な前傾姿勢」は料理を配達する上で相性が最悪なのも事実。
ただでさえ、料理を水平に保つことが難しいのに、さらに前傾姿勢で自転車に乗るなんて無謀なのでは?
そのため、本記事では以下の内容を踏まえ、
ロードバイクにキャリア(荷台)を取付けることで、効率良く配達を行う方法を解説したいと思います。
- Uber Eats で低評価になる理由
- キャリア(荷台)を使う理由
- ロードバイクにおすすめのキャリア
低評価は避けたいけど、効率化のためにロードバイクで配達をしたい…
このように考えている方は、是非記事の内容を参考にしてみて下さい。
低評価の原因は「料理の崩れ」??
Uber Eats の配達パートナーは、配達のたびに自分の対応についてのフィードバックを「注文者」、「レストラン」からそれぞれ貰うことができます。
そのため、高評価を貰えれば嬉しいですが、低評価となってしまう場合ももちろんあります。
実際にフィードバックを貰える確率は「注文者の場合は50%」、「レストランの場合は10%」くらいです。
フィードバックがもらえる確率はあまり高くはありません。
そして一例ではありますが、配達パートナーが低評価になる主な原因には以下のような内容があります。
- 配達が遅い
- 料理の状態が悪い
- コミュニケーション不足
- 料理の受け渡しが悪い
- 愛想が悪い
ロードバイクを利用することで配達を効率化できるものの、料理を水平を保つということには全く向いていません。
そのため、何も対策をせずにロードバイクを使って料理を配達した場合、低評価にされてしまう主な原因は「料理の状態が悪い」です。
とはいえ、「料理の状態が悪い」というだけで低評価になることは実際そこまで多くはないと思われます。
というのも僕自身、何度か注文者としてUber Eats を利用しています。
その中で、
- 配達の遅延
- ドリンクのこぼれ
などを経験していますが、配達パートナーを低評価にしたことはありません。
おそらく今後も配達パートナーを低評価にする可能性は低いです。
「高評価」、「低評価」の判断基準は人それぞれです。
しかし、低評価になる主な原因としてお伝えした以下内容のうち、
「2つ以上の悪い原因が重なった場合」に低評価にされてしまう可能性が高くなってしまうと感じています。
- 配達が遅い
- 料理の状態が悪い
- コミュニケーション不足
- 料理の受け渡しが悪い
- 愛想が悪い
例えば、
「配達が遅く、料理の状態も悪かった」
「料理の状態が悪かったのに一言もなかった(コミュニケーション不足)」
などが該当します。
「配達が遅い」という内容はUber Eats のシステムの不具合やレストランの対応状況によって影響を受ける可能性も高く、配達パートナー側ではコントロールが難しいです。
しかしその他の項目については、自分自身で比較的コントロールできることも事実。
そこでようやく本題となるのですが、
料理が崩れる原因への対策かつ、低評価を回避するため手段として、「キャリア(荷台)」を使った配達方法を見ていくことにしましょう。
僕がUber Eats の配達で利用しているロードバイク
はじめに、僕はロードバイクを使ってUber Eats の配達を行っているのですが、かなり快適に稼働することができています。
そして実際に僕が配達の時に、利用しているロードバイクがこちら。
ロードバイクにキャリア(荷台)を取り付けることで、配達に特化した仕様にカスタマイズされていることが分かると思います。
まぁ、正直見た目はちょっとダサいのですが…
かごとキャリアの取り付け手順は以下の記事にまとめています。
以降の項目で実際にキャリア(荷台)利用してみて感じたメリットとデメリットについて解説をします。
キャリア(荷台)を使うメリット
ロードバイクでの配達にキャリアを使うことのメリットは主に以下の3つです。
- 料理を水平に保つことができる
- 配達に集中できる
- 結果的に高評価を貰いやすい
それぞれの内容について確認をしていきましょう。
メリット①、料理を水平に保つことができる
キャリア(荷台)を使うことで料理を水平に保つことができます。
そのため、うバッグをかつぐ場合に比べ、料理が崩れてしまう可能性を大幅に減らすことができます。
また配達する中で一番厄介な「らーめん等の汁物」を配達する場合においても、キャリアを使うことで料理が水平に保てるので、配達時の心境はかなり良好です。
とはいえ、道路上の段差やカーブには細心の注意が必要です。
メリット②、配達に集中できる
一見簡単に思われがちなUber Eats の配達ですが、様々なことに気を使いますよね?
- 走行ルートは間違っていないか?
- 注文者の住所情報に不足はないか?
- 料理を水平に保てているか?
もちろんキャリアを使ったとしても、これら全ての内容がクリアになることはありません。
ですが、「料理を水平に保てているか?」という点に関して極端に意識することから開放されるため、結果として配達に集中することができるようになります。
さらに走行ルートの確認時はスマホ画面を覗き込むので、前傾姿勢になってしまうことが多いです。
メリット③、結果的に高評価を貰いやすい
料理の状態が安定するので、結果的に高評価が貰える可能性が上がります。
しつこいですが、配達パートナーが低評価と判断されてしまう主な原因はこちら。
- 配達が遅い
- 料理の状態が悪い
- コミュニケーション不足
- 料理の受け渡しが悪い
- 愛想が悪い
配達時の料理が水平に保たれるので、「料理の状態は良い」という状態を仮定して考えてみましょう。
以下の例では「低評価の決め手が2つ以下」になるため、結果的に高評価を得る可能性が上がります。
- 配達がやや遅れてしまったが、料理の状態は良好
- 料理の受け渡しにやや時間が掛かったが、料理の状態は良好
- 配達パートナーの印象がイマイチだったが、料理の状態は良好
料理の状態は良いからBad評価にするのは申し訳ないな〜
とはいえ、注文者は早く料理が食べたいと思ってUber Eats を利用しているので、迅速な配達を心掛けましょう!
キャリア(荷台)を使うデメリット
個人的にメリットが多過ぎると感じている「キャリアを使った配達」ですが、もちろんデメリットもあります。
そして主なデメリットは以下の通りです。
- ロードバイクの重量が増える
- 導入コストが掛かる
- 取外しが正直面倒
それぞれの内容について詳しく確認していきましょう。
デメリット①、ロードバイクの重量が増える
キャリアを取り付けることで、ロードバイクの重量がおよそ2kg増加してしまいます。
「配達の効率化」、「稼働時の疲労軽減」などを目的として軽量なロードバイクを使っているのに、重量が増加してしまう点は素直にデメリットと言えるでしょう。
ちなみに僕の配達仕様のロードバイクの重量はおよそ16kgで、おおまかな内訳は以下の通りです。
- ロードバイク:10.5kg
- かご+キャリア:2.0kg
- 配達用のバッグ:3kg
ロードバイクとしてはかなり重量があるな〜
確かにロードバイクとしては、超ヘビー級に分類される重量ですね…
ですが、この超ヘビー級のロードバイクで50回以上の配達を行っていますが、ママチャリと同程度の重量にも関わらず、配達時の疲労度は段違いです。
ロードバイクの凄さをあらためて認識するきっかけになりましたね。
自転車稼働にも関わらず、時速30㎞の速度でピックアップに向かう配達パートナーはきっと僕だけでしょう…
デメリット②、導入コストが掛かる
キャリア(荷台)を導入するにあたり、合計約6,000円の費用が掛かりました。
うバックの価格も何故か4,000円→5,000円と値上がっているのに、追加で6,000円の費用が掛かる点はデメリットと言えるでしょう。
追記:うバックの価格が4,000円に戻っていました!(2021年5月17日時点)
ですが、メリットの項目でも触れた通り、キャリアを利用する恩恵は非常に大きいです。
- 料理を水平に保てる
- 配達に集中できる
- 肩こりもしない(バッグを担がないので)
配達経験の少ない僕としては、金額以上のメリットを感じています。
デメリット③、取外しは正直面倒
キャリア(荷台)の取り付けは正直面倒です。
僕は不器用なので、取り付けに1時間半弱の時間が掛かってしまいました。
さらに僕の場合、Uber Eats 以外のシーンでもロードバイクを利用します。
そのため利用するシーンが変わる度に「取り付け・取り外し」をすることは正直かなり面倒だと感じています。
サイクリング用とUber Eats 用でそれぞれロードバイクを所有できればいいのですが、現状ではキビシイ…
キャリアの取付け手順は以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
ロードバイクにおすすめのキャリア(荷台)
メイン、サブなどロードバイクを複数台所有している人は問題ないのですが、僕は1台しかロードバイクを持っていません。
そのため、週末はサイクリングに!
と思った時には、装備を取り外す必要があるため、比較的簡単に取り外しができるキャリアを検討しました。
それとカゴや金具は以下の製品を使うことを前提としています。
- ブリヂストンのカゴはかなり人気で品切れになっていることが多いです。
その場合は「アイリスオーヤマのメッシュボックス」で代用できるので購入時の参考にしてください。
配達専用のロードバイクを所有している人は、固定力の強いクイックリリースで固定するタイプのキャリアもオススメ。
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5 | 33cm x 13cm |
1、ORANGEHOMEのリアキャリア
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5cm | 33cm x 13cm |
Uber Eats 配達パートナーにも利用者が多い、ORANGEHOMEのリアキャリア。
安価で付属品のバランスも良く、今回の比較対象の中ではクチコミ件数が1番多いことも特徴です。
ちなみに僕もORANGEHOMEのキャリアを使っています。
口コミでは低評価が多いように見受けられますが、僕は不満なく使えています!
ただボルトの締めが緩いと横ずれしてしまう可能性があるので、しっかり固定するようにしましょう!
- 固定力が強く、カゴを取付けても横ずれの心配が少ない
- 荷物固定用のゴムバンドやリフレクターが付属している
- 付属品が充実している
- キャリア自体がやや重い (1.3kg)
- ボルトで固定するので、取付けがやや面倒
多くの配達パートナーが利用している実績のあるキャリアです。
固定力が強いので、カゴの横ずれを気にすることなく、配達に集中したいと考えている人にオススメ。
2、COMINGFITのリアキャリア
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5cm | 33cm x 13cm |
サイドバーが4本付属しており、耐荷重75kgまで対応していることが特徴のCOMINGFITのリアキャリア。
とはいえ、Uber Eats の配達時に75kgの耐荷重は必要ありません…
そのため、サイドバーは4本全てを利用する必要はなく、ORANGEHOMEのように片側1本ずつで固定することも可能です。
また、リフレクターも付属しているので、夜間の配達時においても安心感があります。
- 4本のサポートバーのお陰で、固定力がとにかく強い
- 荷物固定用のゴムバンドやリフレクターが付属している
- サイドバーが4本付属しているのに、値段は安価
- キャリア自体がやや重い (1.4kg)
- ボルトで固定するので、取付けがやや面倒
- サイドの翼は付属していない
重量は重くても、絶対にカゴの横揺れはさせないぜ!と考えているプロ意識の高い人にオススメ。
3、PANTHERのリアキャリア
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5cm | 33cm x 13cm |
唯一泥除けが付属しており、カラーバリーションも豊富なPANTHERのリアキャリア。
クイックリリース方式を採用しているため、簡単に取外しができることも特徴の一つ。
また、「ORANGEHOME」、「COMINGFIT」に比べると100g〜200gではありますが、軽量であるという点も魅力です。
- クイックリリース方式のため、取り外しが楽
- 荷物固定用のゴムバンドやリフレクターに加え、泥除けも付属している
- カラーバリエーションが豊富(ブラック、シルバー、ゴールド)
- 固定力は強くないので、かごの横ずれが懸念…
- クイックリリース方式とはいえ、結局ボルトでの微調整も必要
唯一泥除けが付属しているリアキャリアです。
そのため、雨天時にもUber Eats 稼働をする人におすすめです。
4、CYCLE DESIGNのリアキャリア
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5cm | 33cm x 13cm |
シートステーではなく、リヤエンドに直接装着することが特徴のCYCLE DESIGNのリアキャリア。
そのため、これまでに紹介したキャリアの中では「抜群の固定力を誇る」ものの、取付け時には別途「シートクランプ」を準備する必要があります。
- キャリアが軽量(730g)
- リヤエンドに装着するので、固定力がかなり強い
- 重心が低いのでカゴが安定する
- 導入コストが高い
- 追加で「シートクランプ」の購入が必要
- 付属品がない
重量は少しでも軽い方がいい!と考えいる人にオススメ。
シートクランプはご自身のシートポストのサイズを確認してから購入するようにしてください!
【まとめ】キャリア(荷台)を利用して配達を効率化しましょう!
ロードバイク ✕ リアキャリアの組み合わせで、100件以上の配達を行いましたが、とにかく快適です。
もちろん「キャリアを使えば料理の状態が100%保たれる」ということではありません。
ですが、料理の品質維持と配達の効率化を考えたときに「キャリアは最適な選択」だと断言できます。
料理の品質を最重要視している「出前館」の自転車が、もれなくリアキャリアを利用していることが何よりの証拠。
確かに言われてみるとそうかも…
配達パートナーが低評価になってしまう理由は以下の通り。
- 配達が遅い
- 料理の状態が悪い
- コミュニケーション不足
- 料理の受け渡しが悪い
- 愛想が悪い
そしてキャリアを使うメリットとデメリットは以下の通りです。
- 料理を水平に保つことができる
- 配達に集中できる
- 結果的に高評価を貰いやすい
- ロードバイクの重量が増える
- 導入コストが掛かる
- 取り付けが面倒
今回紹介したリアキャリアの一覧はこちら。
僕が使っているリアキャリアはORANGE HOMEです!
メーカー | ORANGE HOME | COMINGFIT | PANTHER | CYCLE DESIGN |
重量 | 約1.3kg | 約1.4kg | 約1.14 kg | 約730g |
耐荷重 | 50kg | 75kg | 50kg | 25kg |
取り付け方式 | ボルト | ボルト | クイックリリース | クイックリリース |
全長 | 53cm | 55cm | 55cm | 38cm |
キャリアサイズ | 35.5cm x 14cm | 35cm x 15cm | 35.5cm x 14.5cm | 33cm x 13cm |
ロードバイクを使って「配達効率のアップを考えているプロ意識の高い方」はぜひ、この機会にリアキャリアを導入してみて下さい!
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