ブルベ(BRM)未経験からSR獲得を目指すための流れと手順を徹底解説

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ロードバイクイベントのブルベとは?

年間1500kmを完走し、認定を受けたランドヌールが得られるSR(シューペル・ランドヌール)という称号。

過酷であるが故に達成時の感動はとても大きく、多くランドヌールがこのSR獲得を目標にしてブルベに参加しています。

この記事では、ブルベ未経験者が1からSR獲得を目指すための流れを詳しく解説します。

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さとつ

僕自身ブルベの初心者なので一緒にSR獲得を目指しましょう!

STEP1:ブルベ(BRM)を知る

ブルベを知る

ロードバイクイベントであるブルベ(BRM)は「制限時間内に決められたルートを自分の力のみで走り切る」必要があり、参加者は「ランドヌール」と呼ばれます。

シンプルなルールではありますが、細かなルールや注意するべき内容があるため、まずはブルベを知ることからはじめましょう。

具体的には以下のような前提があります。

  • 制限時間内に決められたルートを走り切ることが必要
  • PC以外で参加者以外によるサポートを受けることは禁止
  • 満20歳以上であること
  • 十分な走力を兼ね備えていること
  • 1億円以上の損害賠償保険に加入していること

その他にも、PC(ポイントコントロール)利用時のマナーや集団走行時の注意点など知っておくべきことは多くあります。

PC(ポイントコントロール)の補足

PC(ポイントコントロール)は基本的にルート上のチェックポイントとなり、コンビニが指定されています。

また、PC通過を証明するために、何らかの商品を購入する必要がある点に注意が必要です。

PCをコンビニに指定されていることのメリットは以下の通りです。

  • 補給食を購入できる
  • 通過時刻を証明することができる

また、参加者同士の交流の場にもなりますが、あまり長居しすぎないように注意が必要です。

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ゴールした際に必要になりますので、レシートは大切に保管してください!

また、タイトルにもあるSRは「シューペル・ランドヌール(仏訳)」の略で、1年の中で200km、300km、400km、600kmを完走して認定を受けた人が得られる称号です。(1年間で1500kmを走行した経験がある人)

オダックス・クラブ・パリジャン(Audax Club Parisien)が4年に1度開催する1大イベント「PBP(パリ・ブレスト・パリ)」に参加するための条件にもなっていることが特徴です。

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SRは「シューペル・ランドヌール(仏)」、「スーパーランドナー(英)」と呼び方が異なりますが、「凄い自転車乗り」と覚えてもらえればOKです。

PBP(パリ・ブレスト・パリ)への参加条件

PBPはSR獲得が出走の条件になっているものの、注意点として開催直前の年度(11月〜7月)でSRの条件を満たしている必要があります。

2023年8月20日〜 24日に開催されるPBPに参加するには、2022年11月〜2023年7月にBRM200、300、400、600の認定を取得していることが条件となります。

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詳細はAudax JapanのWebサイトで確認してください。

以下引用になりますが、PBPはパリ〜ブレスト(600km)を往復し、合計約1,200kmのルートを90時間以内に完走するイベントです。

参加資格は直前までに母国のオダックスクラブから「シューペル・ランドヌール」の称号を受けている(200キロ、300キロ、400キロ、600キロのブルベシリーズを同一年に完走、つまり1年以内に1500キロを走破した経験がある)こと。

Wikipediaより引用
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完走時のメダル目的で参加する人もいます。

以下の記事でブルベとは?という内容を詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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STEP2:ロングライドを完走できる走力を身につける

ロングライドを完走できる走力を身につける

仕様やルールが分かったので、ブルベにエントリー!

といきたいところですが、ロングライドやヒルクライムの経験が少ない場合、エントリーは少し検討した方が良いかもしれません。

というのも、ブルベは最低でも200km以上の距離を完走することが必要ですし、センチュリーライドのような手厚いサポートはありません。

また、おおよそ100kmで1,000mを登るルートになっていることが一般的ですので、登りを含めた長距離を完走できる走力が必要となります。

そのため、もしロングライドやヒルクライムの経験が少ない方は、最低でも100km以上のロングライドを経験しておくことがオススメです。

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平坦だけでなく峠も登る必要があるので、事前に走り込んでおくようにしましょう。

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STEP3:ブルベにエントリーする

ブルベにエントリーする

走力に自信がついてきたと感じたら実際にブルベにエントリーしてみましょう。

ブルベのエントリー方法は主催クラブ毎に異なりますが、スポーツエントリーから行うことが一般的です。

ランドヌ東京AJたまがわなどのクラブは各Webサイト上のエントリーフォームから申し込みを行います。

またエントリー方法の他にもローカルルールが存在する場合があるので、参加予定となるブルベ主催クラブの規約は事前に確認しておくようにしましょう。

申し込み方法の詳細な流れは以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。

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自走で出発地点に迎えることもあるので、まずは自宅周辺の団体でピックアップしてみることがオススメです。

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STEP4:ルートを確認して走行計画を立てる

ルートを確認して走行計画を立てる

ブルベのエントリーが無事にできたら、ざっくりで構わないのでルートを元に走行計画を立てるようにしましょう。

というのも、基本的にブルベは夜間帯の走行を避けて通れません。

200kmの場合は参加する季節や巡航速度によって回避できる場合もあります。

そのため、夜間帯の走行は日中帯と同じように速度を出すことが難しい場合もあるため、

  • 何時ごろにPC(チェックポイント)に到着できそうか?
  • PCでどのくらい休憩時間が取れそうか?

など事前に確認・計画しておくことで、気持ちに余裕が持てるのでオススメです。

詳細は別記事で記載する予定ですが、準備中となります。

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600kmでは宿で仮眠するランドヌールが多いです。

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STEP5:必要な装備を準備する

必要な装備を準備する-03

ルートの確認・走行計画が立てられたら、ブルベ完走に向けて必要な装備を準備しましょう。

ブルベは長距離のロングライドとなるため、昼夜問わず走行する必要があり、反射ベストの着用が義務付けられています。

反射ベストの中には「たすき掛けタイプ」もありますが、利用が認められていないクラブもあるので、オーソドックスなベストを準備することがオススメです。

規定で尾灯(テールライト)は常時点灯が必要となりますし、400km以上のブルベではリアライト2本、ヘルメットにも尾灯の着用が必要となります。

また、トラブルへの対策も不可欠ですが、荷物が大くなり過ぎては道中で体力も消耗してしまいます。

そのため、この点についてはご自身の性格や経験から最適解を見つけることが必要です。

詳細は別記事で記載する予定ですが、準備中となります。

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携帯するものは基本的に似ているものの、荷物の量はランドヌールの性格によって差が出ます。

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STEP6:完走して認定を受ける

完走して認定を受ける

ブルベ当日になったら完走を目指して頑張りましょう。

ブルベはルートの途中でPC(チェックポイント)があるのですが、そのPC通過にも制限時間が設定してありますので、ゆっくり走り過ぎたり、長時間の休憩には注意が必要です。

ブルベは制限時間内に完走すればよいので、PC以外の場所で休憩しても問題ありません。

また、体調不良やトラブルなどで完走が難しい場合は、DNF(Did Not Finish)も検討しましょう。

運営側で出走者の状況を把握する必要があるため、DNFをする際は運営の方に連絡をしてから帰路に着くようにしてください。

さとつ

時間に余裕があれば、ルート付近の名店や観光スポットに立ち寄ってみることもオススメです。

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STEP7:200、300、400、600kmで認定を受けてSRの申請をする

各距離で認定を受けてSRを申請する

SRを申請するためには、1年の中で200km、300km、400km、600kmを完走して認定を受けることが必要です。

なお、長い距離での代替もできるので、300km、300km、400km、600kmでもSRの申請は可能ですが、1000kmでは代替することができない点には注意が必要です。

さとつ

300km、300km、400km、1000kmでのSR申請はできません。

そのため、まずは200kmからがオススメですが、ご自身の経験を元に参加するブルベを選んで貰えたらと思います。

夏の暑さが落ち着く10月以降はブルベの開催数が多くなりますが、11月〜がブルベの1年間となりますので、無理のない計画でSRを目指していきましょう。

ブルベの1年は11月1日〜10月31日までとなります。例として2023年の場合は、「2022年11月1日〜2023年10月31日まで」となり、それぞれの距離で認定を受けることが必要です。

詳細は別記事で記載する予定ですが、準備中となります。

さとつ

体調や天候などの運の要素にも左右されるので、1年間をまるっと利用してSRを目指すことがおすすめです。

SR申請に必要な200km、300km、400km、600kmを完走して認定が貰えたらSRの申請をしましょう。

さとつ

SR申請は割と簡単みたいですが、詳細は準備中となります。ごめんなさい。

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【体験談】ブルベに挑戦してSR獲得を目指そうと思ったきっかけ

ブルベ挑戦のきっかけ

僕がブルベに挑戦しよう!と思った1番のきっかけは、ビチアモTV(川チュンさん)の1本の動画でした。

動画内で川チュンさんが、ブルベの魅力や過酷さ、その先にあるSRの称号などを解説されており、是非とも挑戦してみたい!と思ったことがブルベ挑戦のスタートになっています。

現在は動画が非公開になっているため、視聴することができません。。

そして実際に参加してみると、

  • 他のサイクリストと交流しながら走ることができた
  • 走りやすくて素晴らしい道があることを知れた
  • もっとロードバイクに乗りたいと思うようになった

このようなことを素直に感じましたし、月並みですが、完走した後の達成感はとても大きかったです。

その他にも、もっと効率よく走れるようになりたいとも感じましたし、自分のライドポジションを見つめ直すきっかけにもなりました。

もちろん、SR獲得は簡単に達成できるようなものではなく、難しいからこそ取り組みたいと思える目標にもなると感じています。

さとつ

とても参考になるので、ぜひご覧ください。

【まとめ】SR獲得までの道のりは過酷だけど達成時の感動は大きい!

過酷だけどSR達成時の感動は大きい!

SR獲得には一年間で通算1500kmもの距離を走行する必要があるため、決して楽な挑戦ではありません。

そのため、SR獲得時の達成感や感動はとても大きいと感じています。

さとつ

まずはブルベを知り、少しづつ経験を積んでSR獲得を目指していきましょう!

最後に本記事のまとめです。

この記事がきっかけで、SRを獲得するランドヌールが一人でも多く誕生することを願っています。

さとつ

それと、どこかで僕を見かけたら超喜びますので、気軽に話しかけてください。