Navi800ってどうして人気なの?
レックマウントにも取り付けできる?
高い防眩性能と柔軟なマウント方法を備えた「ENFITNIX Navi800」は、多くのサイクリストから評判が高いフロントライトです。
REC-MOUNTS(レックマウント)への取り付けも可能で、予備バッテリーを利用することで、長時間のサイクリングにも対応できます。
少し気になる点もありましたが、ライトをハンドル下に取り付けたい人や、防眩性能が高いフロントライトを探している人におすすめだと感じました。
- ENFITNIX Navi800の詳細情報
- 各モードにおける路面や対向者からの見え方
- 最安値で購入する方法
これらの内容を踏まえ、愛用者が増加中のENFITNIX Navi800について解説します。
総合的に満足度の高いフロントライトだと感じました。
ENFITNIX Navi800を利用してみた感想
Navi800を実際に利用してみた感想ですが、端的に言うと「使い勝手の良いフロントライト」という印象です。
- 表記ルーメン以上に明るいと感じたこと
- 防眩性能が高いこと
- 柔軟な取り付け方法に対応できること
具体的にはこのようなメリットがあるものの、マウント部分のチープさや、ボタンの押し心地については、少し微妙かも?
とも感じています。
詳しい内容については、Navi800のメリット・デメリットの項目で解説します。
安価ですが、欲しい機能が詰め込まれたコスパの良い高性能ライトという印象ですね。
ENFITNIX Navi800の詳細情報
ENFITNIX Navi800は、2018年に設立されたXOSSから販売されているフロントライトです。
- 取り付け方法を柔軟に変更できる
- 防眩性能が高い
- 予備バッテリーを利用できる
このような特徴から、SNSやYouTubeで情報が拡散されて人気が高まり、愛用者が増加しています。
また、Navi800の詳細は以下の通りです。
製品画像 | |
製品名 | Navi800 |
メーカー | XOSS |
最大ルーメン | 800ルーメン |
点灯モード | 5段階 ※詳細は下表に記載 |
バッテリー容量 | 3350mAh |
重量 | 110g |
充電方式 | USB Type-C |
マウント方法 | 独自規格 |
防塵・防水性能 | IPX6防水 |
保証期間 | 1年間 |
価格(税込) | 4,250円 |
Amazonリンク | Amazonで詳細を見る |
軽量ではあるものの、防水性能(IPX6)も高いので、急な雨でも故障の心配をせずに済みます。
また、Type-Cケーブルでの充電に対応している点も、個人的に好印象でした。
安い中華製品だと、Micro USB製品が多い印象です。
防水・防塵性能を示すIP〇〇とは?
IP〇〇とは「防塵(ぼうじん)」と「防水(ぼうすい)」を表す規格で、各数値が大きいほど性能が高いと判断できます。
※、1が低くて7が高い
※、防塵部分はXと省略されることもあります。
一例としては以下となります。
- IPX7:水深1mに30分浸かったとしても大丈夫なレベル
- IPX6:あらゆる方向から水を掛けられても問題がなレベル ←Navi800
- IP55:水没には耐えられないが、水が掛かっても動作に問題がないレベル
なお、Navi800の点灯モードは以下となります。
- ローモード1:200ルーメン/8.4時間
- ローモード2:374ルーメン/3.7時間
- ミドルモード:572ルーメン/2.2時間
- ハイモード:800ルーメン/1.5時間
- フラッシュモード:15.2時間(ルーメン記載なし)
各点灯モードでの明るさは、以降の項目で確認しますが、個人的にはローモード2の「374ルーメン」を利用する機会が多いです。
ルーメンの刻み方に少しクセがありますね…
付属品と重量
Navi800の付属品は以下の通りです。
- Navi800本体
- マウント(REC-MOUNTSなどに取り付ける用)
- マウント(ハンドルに取り付ける用)
- 説明書(日本語表記あり)
- USB-Cケーブル
なお、マウントパーツ込みでも重量は140.6gとなるため、非常に軽量です。(本体だけの場合は110g)
とても軽量なので、重宝しています。
柔軟な取り付け方ができる
Navi800は、「柔軟な取り付け方式に対応」していることがの大きな特徴です。
通常であれば、取り付け位置の変更をする場合、拡張キットの購入や、無理やり改造することが必要でした。
その点、Navi800であれば、マウント部分を180度単位で切り替えれるので、取り付け位置を柔軟に変更できます。
地味ですが、この機能目当てに購入する人もいるくらいです。
オーライト(RN1500)を逆さ付けする方法は、以下の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
点灯モードによる明るさ比較
点灯モードによる明るさは以下の通りです。
Navi800のLEDはやや小さめですが、内部で光を反射させることで、少ない光量にも関わらず、良好な視界を確保できるようになっています。
個人的な好みですが、374ルーメン(下から2番目の明るさ)が程よく明るいので、ほぼ固定で利用しています。
また、対面から見てもあまり眩しさを感じないので、意識することなく、対向者への配慮ができるのは地味に嬉しいです。
ランタイムと明るさがちょうど良いので、重宝しています。
利用してみて感じたNavi800のメリット・デメリット
Navi800を実際に利用してみて、以下のようなメリット・デメリットがあると感じました。
REC-MOUNTS(レックマウント)ユーザーや、予算少なめでライトを探している人におすすめだと感じています。
以降の項目で詳しく解説します。
メリット1:取り付け方法を柔軟に変更できる
1つ目のメリットは「取り付け方法を柔軟に変更できる」ことです。
朝・夜のサイクリングであったとしても、フロントライトの取り付けが必要ですが、どうせなら邪魔になりにくい場所に取り付けたいというのが正直なところです。
Navi800はマウント部分を調整することで、取り付け場所を変更できます。
付属されている下付け用のマウントパーツを利用することで、REC-MOUNTSなどにも取り付けられます。
どうせなら、邪魔になりにくい場所に取り付けたいですよね。
メリット2:防眩性能が高い
2つ目のメリットは「防眩性能が高い」ことです。
巡航速度を維持しつつ、路面状況をしっかり把握するためには、ある程度の光量が不可欠です。
Navi800は高い光量があるものの、上方向へ逃げる光をカットする作りになっており、防眩性能が高いことが大きな強みです。
そのため、本来上方向へ漏れるはずの光を無駄なく、路面に当てることができ、表示ルーメン以上に路面状況を照らせると感じています。
対面から見てもあまり眩しくないので、対向者に優しい設計だと感じました。
メリット3:長時間のライドにも対応できる
3つ目のメリットは「長時間のライドにも対応できる」ことです。
Navi800は予備バッテリーを準備することで、ランタイムを簡単に伸ばせます。
バッテリーは専用となるため、ENFITNIXでしか利用できませんが、2,000円前後で購入できるので、長時間のライドを予定している人におすすめです。
格安ライトにも関わらず、VOLT800と同じ機能があるのは嬉しいですね。
以降はデメリットとなります。
デメリット1:マウント部分の造りがチープ
1つ目のデメリットは「マウント部分がチープで耐久性が低い」ことです。
マウント部分はややチープな作りになっているので、取り外しの時に、留め具が折れてしまわないか正直心配になります。。
予備のマウントパーツは、Aliexpressでしか購入できないのは大きなデメリットだと感じています。
留め具もAmazonで購入できるといいのですが…
なお、僕の個体も取り付けた後に若干のぐらつきがあるように感じました。
ですが、サイクリング中に段差を通過しても、ライトの光軸がズレたりすることはなく、安定して利用できています。
デメリット2:明るさを切り替える時に点滅パターンの経由が必要
2つ目のデメリットは「明るさを切り替える時に点滅パターンの経由が必要」なことです。
Navi800は、フラッシュパターンを含めるとモードが5種類存在し、以下のように切り替わります。
200lm → 374lm → 572lm → 800lm → フラッシュモード → 200lm …
モード切り替えの中で、フラッシュモードを経由する点は、正直微妙だと感じました。
また、モード切り替え時にボタンを早く押すと、自動モードに切り替わってしまう点もやや微妙だと感じました。
手動モード・自動モードとは?
Navi800には手動モードと自動モードが存在し、以下の違いがあります。
- 手動モード
- ボタンを長押しすることでライトのオン・オフを切り替えるモードです。
- 自動モード
- 10秒以内に動きが検出されないと自動的にライトが消灯します。(動きがあれば自動で点灯します)
省電力のための機能と思われますが、正直自動モードは利用する機会がほぼないと思いますので、余計な機能だと感じています。
自動モードではなく、フラッシュモードにしてほしいのが正直なところです…
競合製品との比較結果
ライト業界の王者である、VOLTやコスパの高いGacironなど、800ルーメンのライトは競合製品が多いです。
簡易的ですが、以下の表で価格帯や性能を比較してみました。
商品画像 | |||||
ブランド | XOSS | CATEYE | CATEYE | TOWILD | Gaciron |
商品名 | Navi800 | VOLT800 | VOLT800 NEO | BR800 | V9C-800 |
オススメ度 | (5.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
ランタイム (Highモード1) | 1.5h (800ルーメン) | 2h (800ルーメン) | 3h (800ルーメン) | 2h (800ルーメン) | 1.33h (800ルーメン) |
ランタイム (Highモード2) | 2.2h (572ルーメン) | – | – | – | – |
ランタイム (Midモード) | 3.7h (374ルーメン) | 3.5h (400ルーメン) | 5h (400ルーメン) | 3.5h (400ルーメン) | 2.16h (400ルーメン) |
ランタイム (Lowモード) | 8.4h (200ルーメン) | 8h (200ルーメン) | 12h (200ルーメン) | 8h (200ルーメン) | 4.5h (200ルーメン) |
重量 | 110g | 140g | 176g | 105g | 125g |
防眩性能 | 高い | 弱い | 弱い | 普通 | 弱い |
防水性能 | IPX6 | IPX4 | IPX4 | IPX6 | IPX6 |
バッテリー容量 | 3350mAh | 3400mAh | 4800mAh | 2600mAh | 2500mAh |
モバイルバッテリー機能 | 無し | 有り | 有り | 無し | 無し |
充電方式 | Type-C | Micro-USB | Type-C | Type-C | Micro-USB |
正位置でサイコン 下への取り付け | 可能 | 可能 ※拡張パーツ要 | 可能 | 可能 | 不可 |
固定方式 | 独自規格 | フレックスタイト | フレックスタイト | Garmin互換マウント | 独自規格 |
Amazonでの価格 (税込) | 4,250円 | 11,527円 | 18,700円 | 3,080円 | 4,800円 |
Amazonリンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 通販の取扱い無し (実店舗のみで販売) | 詳細を見る | 詳細を見る |
一部競合より劣る項目もありますが、Navi800の防眩性能は非常に高いフロントライトであることが分かりました。
価格以上の高スペックがNavi800の魅力です。
最安値は購入できるのはAmazon
Navi800を最安値で購入できるのはAmazonです。
基本的にセール対象になることがほぼないフロントライトなので、いつ購入しても損することはありません。
価格が4,250円でほぼ固定されているので、いつポチってもOKです。
ただ、マウントパーツやバッテリーは、Aliexpressでしか販売されていないので、購入先を使い分けなくてはならないのは正直面倒かもしれません。
ちなみに、各パーツの価格は以下の通りです。
購入品によって送料が発生する可能性がありますでの、詳細はサイトで確認してください。
【まとめ】フロントライト選びに迷っているならNavi800がおすすめ!
XOSSから販売されているNavi800について解説してきました。
モードは以下の5種類が存在し、最長8時間(200lmの場合)のランタイムも大きな魅力です。
- ローモード1:200ルーメン/8.4時間
- ローモード2:374ルーメン/3.7時間
- ミドルモード:572ルーメン/2.2時間
- ハイモード:800ルーメン/1.5時間
- フラッシュモード:15.2時間(ルーメン記載なし)
また、メリット・デメリットは以下の通りで、中でも防眩性能の高さが多くのサイクリストから支持されている理由です。
REC-MOUNTSユーザや、街乗りメインの方にも特におすすめなので、ぜひこの機会に購入してみてください。
価格はほぼ固定されているので、いつ購入しても損することはありません。
もう少し光量が欲しい場合は、以下の記事でRN1500の詳細レビューをまとめているので、確認してみてください。
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