ロードバイクユーザーに人気のRN1500って実際どうなの?
RN1500を安く購入する方法ってあるの?
最長12.5時間ものランタイムを誇る、「オーライトのRN1500」は、コスパ最強のフロントライトとして有名です。※300ルーメンで利用する場合
また、重量も172gと軽量ながら、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、いざという時にはモバイルバッテリーとしても利用できることも大きな特徴です。
結論として、定価9,000円弱の価格帯となるため、気軽に購入できるものではありませんが、実際に利用してみて品質・性能共に満足度の高いライトだと感じました。
- RN1500の購入理由
- RN1500のメリット・デメリット
- RN1500を最安値で購入する方法
この記事では、これらの内容を踏まえ、RN1500を実際に利用してみて感じた内容をお伝えします。
競合製品とのスペック比較もしているので、本当に買いなのか?の判断材料にしてくださいね。
OLIGHT「RN1500」の購入理由と利用してみた感想
Olight Technology(オーライト テクノロジー)は、2007年に中国で創業された老舗の企業で、自転車ライトの他にもキャンプやサバイバルゲームなどに利用する高品質なライトを製造・販売しています。
今回僕が購入したRN1500はOLIGHTの中でも人気が高く、Amazonのライト部門でもランキング上位となっています。
- 長時間のランタイム
- 競合製品と比べると安い価格帯
具体的にこのような内容に対して魅力を感じたことが、RN1500購入の決め手になりました。
値段は安いけど作りは微妙なんじゃ?という心配はいい意味で裏切られましたね。
そして、実際にRN1500を利用して感じた率直な感想は「超明るい!!」の一言につきます。
19時〜21時に街灯のない山道で利用してみましたが、1500ルーメンもあると安心して走行することができましたし、今まで利用していたAmazonの激安ライト(800ルーメンらしい)と比較しても照射範囲や明るさは段違いでした。
ただ、RN1500はHIGH(1500ルーメン)、MID(750ルーメン)、LOW(300ルーメン)が主な点灯パターンになるのですが、個人的な印象としてはHIGH(1500ルーメン)、MID(750ルーメン)の差が少ないと感じました。
たしかに明るいけど、2倍の光量はあるか?
このような疑問は残ったものの、それでも「十分な視界が確保できるフロントライト」というのが、利用してみての素直な感想です。
では以降の項目で、RN1500の基本情報を確認していきましょう。
オーライト「RN1500」の基本情報
RN1500の基本情報は以下の通りです。
製品画像 | |
製品名 | RN1500 |
メーカー | OLIGHT(オーライト) |
最大ルーメン | 1500ルーメン |
最大照射距離 | 164m |
点灯モード | 5段階 ※詳細は下表に記載 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
重量 | 172g |
充電方式 | USB Type-C |
マウント方法 | GARMINの互換 |
防塵・防水性能 | IPX7防水 |
保証期間 | 2年保証 |
価格(税込) | 8,895円 |
Amazonリンク | Amazonで詳細を見る |
公式サイトのリンク ※音が勝手に再生されるので注意! | 公式サイトで詳細を見る |
バッテリー容量が5000mAhもあるので、モバイル充電器としても利用できますし、防水性能(IPX7)も高いので、急な雨でも安心です。
防水・防塵性能を示すIP〇〇とは?
IP〇〇とは「防塵(ぼうじん)」と「防水(ぼうすい)」を表す規格で、各数値が大きいほど性能が高いと判断できます。
※、1が低くて7が高い
※、防塵部分はXと省略されることもあります。
一例としては以下となります。
- IPX7:水深1mに30分浸かったとしても大丈夫なレベル
- IP55:水没には耐えられないが、水が掛かっても動作に問題がないレベル
RN1500はIPX7の防塵・防水性能があるので、ライド中に突然雨が降ってきたとしても故障の心配は少ないです。
また、RN1500の点灯モードは以下となります。
- ローモード:300ルーメン/12.5時間
- ミドルモード:750ルーメン/4時間
- ハイモード:1500ルーメン/1時間40分
- フラッシュ1:0-750ルーメン/11時間30分
- フラッシュ2:0-750ルーメン/10時間
各点灯モードでの明るさは以降の項目で確認しますが、注目するべきは「ローモード:300ルーメン/12時間30分」です。
ランタイムが12時間30分もあるので、1日あたり往復2時間の自転車通勤に利用したとしても、1週間に一度の充電で運用できる点は大きなメリットといえますね。
…とはいえ、12時間半のランタイムにはからくりがあって、
東京⇔大阪 キャノンボール研究のばるさんの記事で解説されていますが、実際には点灯直後の30分程度が300ルーメンで、それ以降は180ルーメン弱の明るさになっているようです。
以下引用となります。
・開始から5分程度は照度を維持し、そこから25分掛けて初期値の57%(171ルーメン)まで落ちる。
東京⇔大阪 キャノンボール研究さまより引用
・以後は57%の明るさを維持。
・点灯開始から13時間24分で消灯(公称12.5時間)。
ばるさんも解説されていましたが、僕も明るさが落ちる前に目が慣れてしまったため、いつのまにか光量が落ちている。ということに気が付けませんでした。
まるで手品のような光量調整には関心しましたね。(300ルーメンで12.5時間にはならないけど、いいのか?)
同梱物一覧
RN1500の同梱物一覧は以下の通りです。
- RN 1500(バッテリー付属)x 1
- ハンドルバーマウントx 1
- GOPROマウントx 1
- シリコンバンドx 3(25.4mm/28mm/31.8mm)
- USB-Cケーブルx 1
- 六角レンチ(3mm)x 1
- 取扱説明書x 1
はじめからGoProマウントが付属しているのは嬉しいかも。
利用するかは人によりますが、嬉しい配慮ですよね。
充電するためのコンセント部分は同梱されていません。持っている方が大半だと思いますが、所有していない方は事前に準備が必要です。
マウント方法
RN1500のマウント方法はGARMINと同じマウント方法になっていて、台座はハンドルにしっかり固定することができます。
そのため、サイクリング中に段差を通過しても、ライトがずれたりすることや落下を心配する必要もありません。
ライトの落下を心配しなくて良いので、サイクリングに集中できるのは嬉しいですね。
点灯モードによる明るさ比較
以下RN1500の点灯モードを「水平に固定した状態」、「下向きに固定した状態」で路面の見え方を比較してみました。
- ローモード:300ルーメン/12.5時間
- ミドルモード:750ルーメン/4時間
- ハイモード:1500ルーメン/1時間40分
- 点滅パターン1:0-750ルーメン/11時間30分
- 点滅パターン2:0-750ルーメン/10時間
RN1500の固定状況
水平・下向きに固定した際の画像は上記の通りです。
では水平に固定した状態の見え方から確認していきましょう。
水平に固定した場合の見え方(前方方向)
かなり広範囲を照らすことができており、15m以上先の状況もはっきり視認できます。
水平に固定した場合の見え方(対向車)
15m先から照射状況を確認しましたが、対向車から見るとかなり眩しいです。
対向者がいる場合、使用は控えないといけないレベルですね…
下向きに固定した場合の見え方(前方方向)
水平に固定した時よりも左側の草木が照らせていません。
15m先がかろうじて見えるかどうか?
という印象を受けましたが、〜20km程度で走行するなら十分な明るさだとも感じました。
下向きでも十分明るいと感じました!
下向きに固定した場合の見え方(対向車)
若干眩しいですが、水平に固定した場合と比べるとだいぶマシです。
そのため、下向きであれば、対向者に嫌がられる心配は少なそうだと感じました。
これらの結果から、水平に固定した場合は長距離かつ広範囲を照らせますが、対向車からはかなり眩しい状態となってしまうことが分かりました。
個人的には、下向きで固定して利用するのが適していると感じました。
競合製品と比較して分かる「コスパ最強の理由」
ここまでの流れで徐々にRN1500の魅力が伝わっていると思いますが、特に目を引くのは約9,000円の価格設定です。
いやいや、フロントライト1つに9,000円は高すぎないか?
確かに、決して安いわけではありませんが、有名どころのライトと比較してみましょう。
製品画像 | |||||
製品名 | RN1500 | VOLT1700 | SUPER DRIVE 1600XXL | V9DP-1800 | PWR TRAIL 1100L |
メーカー | OLIGHT (オーライト) | CAT EYE (キャットアイ) | LEZYNE (レザイン) | Gaciron (ガシロン) | KNOG (ノグ) |
最大ルーメン | 1500ルーメン | 1700ルーメン | 1600ルーメン | 1800ルーメン | 1100ルーメン |
主用点灯モード ※点滅は除く | 3種類 | 3種類 | 5種類 | 4種類 | 3種類 |
ハイモード | 1500ルーメン/1:40 | 1700ルーメン/2:30 | 1600ルーメン/1:45 1000ルーメン/2:00 | 1800ルーメン/1:55 900ルーメン/4:30 | 1100ルーメン/1:42 |
ミドルモード | 750ルーメン/4:00 | 500ルーメン/5:00 | 600ルーメン/3:45 | 500ルーメン/6:25 | 600ルーメン/2:30 |
ローモード | 300ルーメン/12:30 | 200ルーメン/15:00 | 250ルーメン/10:00 15ルーメン/148:00 | 200ルーメン/12:30 | 90ルーメン/18:00 |
バッテリー容量 | 5000mAh | 6800mAh | 6000mAh | 6700mAh | 5000mAh |
重量 | 172g | 256.3g | 227g | 205g | 230g |
充電方式 | USB Type-C | Micro-USB | Micro-USB | Micro-USB | Micro-USB |
マウント方法 | GARMINの互換 | フレックスタイト | シリコンラバーストラップ | 専用ブラケット | 専用マウント |
防塵・防水性能 | IPX7 | IPX4 | IPX7 | IPX6 | 防水 ※ライト使用時に限り |
保証期間 | 2年保証 | 2年保証 | 2年保証 | 1年保証 | 2年保証 |
価格(税込) | 8,895円 | 29,700円 | 19,800円 | 18,810円 | 19,800円 |
Amazonリンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
確かにコスパが良さそうかも…!
でもここまで価格に差があるデメリットがありそうで心配…
では実際にRN1500のメリット・デメリットを確認してみましょう。
利用してみて感じたRN1500のメリットとデメリット
僕が実際にRN1500を利用してみて感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
それぞれの内容について確認してみましょう。
メリット1:コスパ最強の価格設定
1つ目のメリットは「コスパ最強の価格設定」です。
フロントライトに9,000円はちょっと高いかも…
はじめは、このように感じていたこともありましたし、ナイトライド(夜間帯)に行くこともなかったので、「しっかりとしたライト」はついつい先延ばしにしていたのも事実としてあります。
ですが、RN1500は同スペック帯のライトと比較しても遜色がないどころか、価格面でもかなり優秀であることがわかりました。
他社のライトと比較すればするほど、価格の安さが際立ちますので、コスパ重視の方におすすめです。
メリット2:300ルーメンで最長12時30分持続するランタイム性能
2つ目のメリットは「最長12時30分持続するランタイム性能」です。
街灯のない道路を走行する場合、300ルーメンではやや心もとない明るさですが、街灯がある道路を走行する場合は300ルーメンでも十分な視界を確保できます。
そのため、ランタイムの長いRN1500は長時間の夜間走行を伴うナイトライドやブルベにも最適です。
また、自転車通勤の方であれば、1週間に1度の充電で済むのは運用面を考慮してもかなりアリな選択ではないでしょうか。
ランタイムが長いので、多くの利用シーンで活躍できるライトになっていますね。
メリット3:モバイルバッテリーとしても利用できる
3つ目のメリットは「モバイルバッテリーとしても利用できる」ことです。
RN1500は自転車用のライトでありながら、5000mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、スマホやサイクルコンピュータの充電に利用することができます。
前日に充電するのを忘れてしまった…
という状況になったとしても、出先でモバイル機器を充電できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、モバイルバッテリーとして利用するには変換器具やUSB-C & USB-Cケーブルなどが必要です。
では続いてRN1500のデメリットを確認していきましょう。
デメリット1:対向車にとって眩しすぎるので水平固定ができない
1つ目のデメリットは「対向車にとって眩しすぎるので水平固定ができない」ことです。
RN1500は長距離かつ広範囲を照らせるライトではありますが、水平に固定して利用すると対向車にとってかなり眩しいので、嫌がられる可能性が高いです。
一応、防眩機能は搭載されているものの、対向車の位置に立ってみるとかなり眩しいので、対向車の安全を確保するためにも、ライト利用時の角度はしっかり調整する必要があると感じました。
下向きで固定しないと対向車に迷惑が掛かる可能性が高いです…
デメリット2:Garmin(ガーミン)互換のマウント方式
2つ目のデメリットは「Garmin(ガーミン)互換のマウント方式」です。
ガーミン互換のマウント方式のため、高い固定力は魅力ですが、取り付け時にライトを90度回転させる必要があります。
ハンドル周りが渋滞しがちのサイクリストにとっては、着脱時にサイクルコンピュータやベルなどに干渉する可能性がありますし、そもそもライトを回転させるためのスペースを確保する必要があります。
また、付属のマウントで固定する場合は、六角レンチで台座を固定するため、気軽に上下の角度調整ができないこともややデメリットに思われるかもしれません。
高い固定力がゆえのデメリットですね…
デメリット3:逆さ付けするにはやや不向き
3つ目のデメリットは「逆さ付けするにはやや不向き」という点です。
僕個人の体感ですが、ロードバイクユーザーの8割が利用している「REC-MOUNTS(レックマウント)」。
このレックマウントを利用してライトを吊るして固定することで、ハンドル周りがスタイリッシュになるのですが、RN1500を吊るして灯火すると自分自身の方にもライトの光が漏れてくるため、結構眩しいです。
ただ、ゆるふわーくすさんの自作アタッチメントを購入すればRN1500を逆さ付けすることもできるので、どうしても気になる方は試してみて下さい。
ゆるふわーくすさんの着眼点は凄いですね!3Dプリンター欲しい!
以下の記事で取り付け方法変換のやり方を解説していますので、参考にしてみてください。
RN1500を最安値で購入する方法
コスパ最強とはいえ、できるなら安く購入したい!
というのが正直なところ。
ここではRN1500を最安値で購入する方法を紹介します。
主に2通りの購入方法があるのですが、すぐに購入したい方はオーライトの公式サイトから、1〜2ヶ月程度待てる方はAmazonのタイムセールを狙って購入することがおすすめです。
- すぐに購入したい場合:オーライトの公式サイトでの購入がおすすめ
- 1〜2ヶ月待てる場合:Amazonのセール開催時の購入がおすすめ
割引率はAmazonの方が高いです。それぞれの購入価格について確認していきましょう。
すぐに欲しい場合はOLIGHTの公式サイトから購入する
今すぐに欲しい!という場合は、OLIGHTの公式サイトからの購入がおすすめです。
Amazonのセール実施時ほど、高い割引はされませんが、公式サイトを利用すると10% OFFの8,006円(税込)で購入することができます。
また、初回利用時のユーザー登録を行うことで特典をゲットすることもできます。
特典の内容や割引額は時期によって変更される可能性がありますが、公式サイトを見ている限りRN1500はいつも10%OFFで購入できる気がします。
氏名や住所の入力がやや面倒ではありますが、Amazonでのセールを逃してしまった場合は、安く購入できて特典が貰える公式サイトを利用しない手はないですね。
\Amazonよりも安い/
公式サイトで購入するだけで約1,000円(+α)お得なので利用しない手はありませんね。
Amazonのセールタイミングで購入する
1~2ヶ月間待つことができる場合は、Amazonのセールを狙うことがおすすめです。
Amazonでは定期的にタイムセールが開催されており、期間中にRN1500が安く購入できるタイミングがあります。
直近ではプライムデーの2日間は6,226円(31%OFF)で購入することができました!
かなり安くなるんだね?
プライムデーは年に1度のお祭りなので、格安で購入できました!
とはいえ、さすがに何ヶ月も待つのは現実的ではないので、定期的に開催されるAmazonのセールを狙いましょう。
通常のタイムセールであれば、7,000〜7,500円(17〜23%OFF)の価格帯で購入できる可能性があります。
直近だと11月後半に開催されるブラックフライデーが狙い目で、プライムデーと同じくらいの割引が期待できるかもしれません。
\セールが狙い目/
いずれ購入したいな〜という人は次回のセールまで待ってみるのも一つの戦略ですね。
【まとめ】はじめての高性能ライトにRN1500はおすすめ!
あらためてRN1500は利用シーンを問わず、多くのサイクリストにおすすめできるコスパ最強の高性能ライトです。
フロントライトに9,000円近くの価格は正直腰が引けてしまいますが、朝練や夜練など、RN1500は様々なシーンで活躍できるスペックに仕上がっています。
バッテリー容量も多いので、いざという時はスマホやサイクルコンピュータの充電にも利用できる優れもの。
この機会にRN1500を購入してみてはいかがでしょうか?
モバイルバッテリーとして利用する場合、以下のケーブルもおすすめです。
マウント方式変換のやり方は、以下の記事を参考にしてみてください。
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