多分便利だと思うけど、取り付け後の見た目がちょっとダサいんだよな〜
そもそもトップチューブバッグってなんのために必要なの?
サイクリングシーンにおいて、小物類を携帯できる地味に便利な「トップチューブバッグ」
具体的な用途は人によって様々ですが、一例として、以下のような物を携帯する際に利用します。
- サイクリング中に食べる補給食
- モバイル機器の予備バッテリー
- 小型の財布や現金
実際、近場へのサイクリングやロングライドシーンにも利用できるので、活躍の機会が多いことも大きな特徴です。
以上のことから、利用シーンの多さと便利さが魅力のトップチューブバッグですが、「購入する際はコンパクトな製品を選ぶべき」というのが本記事の結論です。
- コンパクトな製品をオススメする理由
- トップチューブバッグのメリット・デメリット
- 邪魔にならないオススメのトップチューブバッグ
上記内容を踏まえ、実際に購入して失敗したと感じた製品の内容を交えつつ、ペダリングの邪魔にならないオススメのトップチューブバッグを紹介します。
僕の失敗を参考にして、最適なトップチューブバッグを選んでもらえると嬉しいです。
もうトップチューブバッグは持っていて、結構邪魔に感じているんけど…
このような人は以下のボタンをタップして、オススメのトップチューブバッグに移動してください。
\ペダリングを邪魔しない/
コンパクトなトップチューブバッグをオススメする3つの理由
はじめに、コンパクトなトップチューブバッグをオススメする理由は以下の通りです。
- ペダリングの邪魔にならない
- 停車時に邪魔になりにくい
- 取り付け後の見た目が少しダサい
そのため、これらの内容に当てはまらない「横幅が大きく、縦に長いトップチューブバッグ」はあまりオススメできません。
もちろん、走行距離によっては収納力を優先する場合もあるため、一概には言えませんが、週末のサイクリングで利用する程度であれば、「コンパクトなトップチューブバッグ一択」だと感じています。
以降の項目でそれぞれの理由を詳しく確認します。
ペダリングの邪魔にならない
1つ目の理由は「ペダリングの邪魔にならない」ことです。
横幅が大きいトップチューブバッグの場合、ペダリング時に高確率で膝が当たります。
また、膝に当たってしまうということは結果的にトップチューブバッグが横ずれする原因にもなるため、トップチューブの幅と同程度の製品を選ぶことがオススメです。
トップチューブの幅+1~2cmがギリ許容範囲です。
停車時に邪魔になりにくい
2つ目の理由は「停車時に邪魔になりにくい」ことです。
こちらは横幅ではなく、縦の長さが大きく関係するのですが、ロードバイクは停車時にフレームの上にまたがることがあります。
その際、トップチューブバッグのサイズによってはかなり窮屈で邪魔だと感じることがあります。
例として僕のロードバイクは、フレームの長さがおよそ50cm(フレームサイズが54)なのですが、23cmの長さがあるトップチューブバッグだと窮屈だと感じました。
簡単に言うと信号待ちの時に「股○にあたる」ってことです…
取り付け後の見た目が少しダサい
3つ目の理由は「取り付け後の見た目が少しダサくなってしまう」ことです。
僕個人の感想となりますが、大きなトップチューブバッグの場合、せっかくのスタイリッシュなロードバイクの見た目が少しダサくなってしまうと感じました。
とはいえ、コンパクトなトップチューブバッグの場合でもダサいと感じる人は少なからずいますし、そもそも非常に抽象的な内容であることはご容赦ください。
どちらかと言うとコンパクトなトップチューブバッグの方が馴染みやすいのでダサくない、という印象です。
購入して失敗したと感じたトップチューブバッグ
ここまでコンパクトなトップチューブバッグをオススメしてきましたが、僕が購入して失敗したと感じた「サイズの大きいトップチューブバッグ」がこちら。
ですが、このトップチューブバッグは一見すると機能が充実しており以下のような特徴があります。
- スマホをセットできる
- サイクリング中にスマホをナビ機能として使うことができます。
- 収納量が多い
- 一般的なモバイルバッテリーであれば余裕で収まるので、スマホを充電しながらサイクリングを楽しめます。
- 防水性能が高い
- 防水性能が高いので、突然雨に降られたとしても、やや安心できます。
どうでしょう?かなり魅力的だと思いませんか?
ですがお伝えしている通り、こんなに大きなトップチューブバッグを選ぶのは間違っていますし、さらに言ってしまうと「スマホをセットする機能」も必要ありません。
製品の批判することになってしまうのは非常に残念ですが、実際に僕が利用してみて感じた内容をお伝えしたと思います。
商品画像で期待値が高くなり過ぎていたことも原因かもしれません…
スマホをセットできる
このタイプのトップチューブバッグは、マジックテープでスマホを固定するため、表示画面がずれることは基本的にはありません。
ですが、密閉された空間で画面を表示させたままにしておくと、スマホが熱暴走する可能性が高いです。
夏・冬関係なく、30分程度でスマホがかなり熱を持っていて驚きました…
また、スマホをマウントした状態での画面操作は感度が低く、イマイチだと感じました。
収納量が多い
スマホが収まるサイズですので、収納量が多いのは便利だと感じました。
ただ、携帯するものが多くなればなるほど、横ずれする原因にもなりますので、トップチューブバッグに収納量を求めるのは少し間違っていると感じました。
それと、モバイルバッテリーなどの電子機器を持ち運ぶ際は、段差を通過した時にフレームへ干渉することがありましたので、緩衝材を敷いたりする工夫が必要です。
バランスよく物を収納しないと横ずれする場合が多くて取り扱いが難しいです…
防水性能が高い
降水量にもよりますが、防水性能は意外と高いので、サイクリング中の雨程度であればトップチューブバッグ内部が浸水する可能性は低いと感じました。
とはいえ、水没は防げないので生活防水程度の認識をしておくことが良いと思います。
ですが、スマホ画面を表示させた状態で雨に降られると、トップチューブバッグの内部に水滴や結露が発生します。
これはトップチューブバッグ内部と外部の温度差が原因となるのですが、結露が発生するとタッチの感度がかなり低下してしまいました…
防水性能が高いとはいえ、過度な期待は禁物ですね。
トップチューブバッグのメリット・デメリット
「コンパクトな製品をオススメする理由」と「失敗したと感じたトップチューブバッグ」について記載してきましたが、あらためてトップチューブバッグのメリット・デメリットを確認したいと思います。
シンプルではありますが、それぞれの内容について確認していきましょう。
物の出し入れが楽
1つ目のメリット「ライド中の物の出し入れがとても楽」であることです。
サドルバッグから荷物を取り出す場合、「自転車から降りる→サドルバッグから荷物を取り出す」という工程が必要となり、正直面倒です。
その反面、トップチューブバッグの場合は、ロードバイクから降りることなく、荷物の出し入れができるため、時間的メリットが大きいです。
また、普段はサイクルジャージの背中ポケットで補給食などを携帯している人は、食べ終わった後のごみ入れとしてトップチューブバッグを活用することもできます。
ライド中でも気軽に物の出し入れができるので、とても重宝しています。
視界に入るので安心感がある
2つ目のメリットは「視界に入るので安心感がある」ことです。
サイクルジャージの背中ポケットやサドルバッグに荷物を携帯している場合、
- 忘れ物はないだろうか?
- 落とし物はないだろうか?
このように思ったとしてもすぐに確認することが難しいです。
その反面、トップチューブバッグは常に視界に入るため、忘れ物や落とし物が心配になったタイミングですぐに確認できるメリットがあります。
僕は以前、サドルバッグのジッパーが空いていたことに気が付かず、しばらく走行していたことがありました。
装着後の見た目が悪い
唯一のデメリットは「装着後の見た目が悪い」ことです。
コンパクトだとしてもトップチューブバッグはロードバイクの見た目に影響しますし、実際に「トップチューブバッグはダサい」と思っている人も一定数存在します。
ですが、トップチューブバッグはベルクロで固定するタイプが一般的です。
そのため、愛車の写真撮影時のみ取り外すこともできますので、デメリットとして記載してはいるものの、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
取り付け・取り外しが簡単なのもトップチューブバッグのメリットです。
トップチューブバッグの取り付け方
トップチューブバッグの取り付け方は簡単で、ベルクロでステムとフレーム部分に固定します。
ボトルオンタイプのトップチューブバッグもありますが、ロードバイクに取り付ける際はベルクロで固定する製品が一般的です。
今回はベルクロで固定するタイプのトップチューブバッグをピックアップして紹介します。
ボトルオンタイプのトップチューブバッグとは?
ボトルオンタイプとは、フレームにネジで固定するタイプのトップチューブバッグです。
ベルクロで固定しないので、すっきりした見た目になることや、固定力が強い点が大きな魅力です。
コンパクトなトップチューブバッグのオススメ5選
前置きが長くなってしまいましたが、コンパクトなトップチューブバッグがオススメであることについてお伝えしてきました。
以降の項目では、
- 横幅が大き過ぎない(6cm以下)
- 縦に長過ぎない(20cm以下)
- 固定する力が強い
これらの条件に当てはまるオススメのトップチューブをまとめましたので、参考にしてみてください。
製品名タップで詳細に移動します!
製品画像 | |||||
製品名 | エナジーバッグ | TryDryBag | 防水トップチューブバッグ ショート | ドライ エクスペディション | レーシング トップチューブパック |
ブランド | deuter (ドイター) | TOPEAK (トピーク) | R250 (アールニーゴーマル) | APIDURA (アピデュラ) | APIDURA (アピデュラ) |
重量 | 70g | 65g | 101g | 55g | 75g |
収納量 | 0.5L | 0.6L | 0.5L | 0.5L | 0.7L |
固定箇所 | 3箇所 | 3箇所 | 3箇所 | 2箇所 | 2箇所 |
サイズ | 高さ:9.0cm 横幅:4.0cm 長さ:19.0cm | 高さ:12.8cm 横幅:4.7cm 長さ:14.5cm | 高さ:10.0cm 横幅:4.5cm 長さ:15.0cm | 高さ:10.5cm 横幅:4.8cm 長さ:16.0cm | 高さ:10.0cm 横幅:4.5cm 長さ:17.0cm |
生地 | ナイロン | 防水ナイロン | ポリエステルタスロン | 記載なし | ヘキサロン |
防水性能 | 無し | 有り | 有り | 有り | 有り |
価格帯 | 〜3,000円 | 〜3,500円 | 〜3,500円 | 〜7,500円 | 〜8,000円 |
詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
個人的なおすすめはdeuterのエナジーバッグです。実際に一番購入されていて人気が高いです。
deuter(ドイター) エナジーバッグ
- ロードバイクの外観に馴染みやすいデザイン
- 2箇所の収納スペースがある
- 3点で固定するため横ずれしにくい
- バッグ底の生地が薄い
- 防水性能がない
- バッグ内部が空だと自立しない
- 製品名:エナジーバッグ
- 重量/収納量:70g/0.5L
- サイズ:高さ:9cm 横幅:4cm 長さ:19cm
- 生地:ナイロン
- 防水機能:無し
トップチューブバッグの中でも特に知名度が高い「deuter(ドイター)のエナジーバッグ」
3つのベルクロでステム、トップチューブに固定するため、横ずれしにくく、高さも低いため、ロードバイクの外観に馴染みやすい点も大きな魅力です。
また、1年に1度の頻度でモデルチェンジが行われているため、メーカーも力を入れている商品であることが伺えます。(あまり大きな変化はありませんが…)
以前はブラック、ミッドナイトブルー、ファイヤーとカラーバリエーションが豊富でしたが、現在のモデルはカラーがブラックのみになっています。
防水性能はありませんが、装着後の見た目の良さから人気が高いトップチューブバッグです。
装着時の見た目が良く、人気が高いので、迷ってしまったらエナジーバッグを選ぶことがオススメです。
以下の記事でエナジーバッグについてのレビューをしていますので、参考にしてみてください。
TOPEAK(トピーク) Try Dry Bag
- マジックテープで固定しているので開閉が楽
- バッグ内部のクッション性が高い
- 防水性能が高いので水濡れに強い
- 高さがあるのでダンシング時にやや膝に当たる
- フタが自動で閉じられるので、サイクリング中の利用が難しい
- 製品名:TryDryBag
- 重量:65g
- サイズ:高さ:12.8cm 横幅:4.7cm 長さ:14.5cm
- 生地:防水ナイロン
- 防水機能:有り
軽量さと高い防水性が特徴となる「TOPEAK(トピーク)のTryDryBag」
バッグ内部が柔らかい素材になっているため、携帯品がフレームへ干渉することを軽減してくれます。
フタは180度開くことができる設計になっているため、一目でバック内部を視認できるメリットがあるものの、フタが自動で閉じてしまうというデメリットもあります。
また、高さが12.8cmとなるため、ダンシング時に膝に当たってしまう場合があるものの、通常のペダリングには影響ありません。
高い防水性能が特徴ですので、電子機器を携帯するから突然の雨が心配…という人にオススメです。
以下の記事でTri DryBagについてのレビューをしていますので、参考にしてみてください。
R250(アールニーゴーマル)防水トップチューブバッグ ショート
- ケーブル類を通す穴がある
- 内側の両サイドにメッシュポケットがある
- 2本のベルクロでステムに固定するため横ずれしにくい
- ロードバイクのカラーによってはデザインが馴染みにくい
- 高さがあるのでダンシング時にやや膝に当たる
- 製品名:防水トップチューブバッグ ショート
- 重量:101g
- サイズ:高さ:10cm 横幅:4.5cm 長さ:15cm
- 生地:ポリエステルタスロン
- 防水機能:有り
鮮やかなグレーの色合いが特徴的な「R250(アールニーゴーマル)の防水トップチューブバッグ ショート」
安価な価格帯ではありますが、ケーブル穴やバック内部のサイドポケットなど、機能性が追求されたトップチューブバッグとなっています。
ケーブル穴があるので、スマホやGoProカメラなどを充電する際に配線が乱雑になることを防げます。
また、2本のベルクロでステム部分に固定するため、横ずれしにくい点も大きな魅力と言えるでしょう。
ですが、カラーが鮮やかな杢(もく)グレーとなるため、どちらかというとマットなデザインのロードバイクにオススメかもしれません。
コスパ重視もしくは、R250の製品で統一したいと考えている人にオススメです。
APIDURA(アピデュラ)ドライ エクスペディション
- オススメの中で最軽量
- ケーブル類を通す穴がある
- 取り付け位置を変えることができる
- 収納場所は1箇所のみ
- 価格が高い
- 製品名:ドライ エクスペディション
- 重量:55g
- サイズ:高さ:10.5cm 横幅:4.8cm 長さ:16cm
- 生地:記載なし
- 防水機能:有り
可愛らしい蜂のロゴが特徴的な「APIDURA(アピデュラ)のドライ エクスペディション」
今回オススメするトップチューブバッグの中で最軽量となります。
ケーブル類を通す穴も実装されているため、サイクルコンピューターやGoProなどの充電をしながらライドを楽しめます。
しかし、フレームへの固定箇所は2箇所となるため、横ずれする可能性が高いことが唯一のデメリットです。
デザインに惚れた!という人にオススメですが、APIDURA製品は高額なので、慎重に検討してもらえたらと思います。
とにかく軽量な物がいい!もしくはAPIDURAの製品が好き!という人にオススメです。
APIDURA(アピデュラ)レーシング トップチューブパック
- オススメの中で一番デザインが好み
- マグネット固定式でフタの開閉が楽
- ケーブル類を通す穴がある
- 収納場所は1箇所のみ
- 価格が高い
- 製品名:ドライ エクスペディション
- 重量:55g
- サイズ:高さ:10.5cm 横幅:4.8cm 長さ:16cm
- 生地:記載なし
- 防水機能:有り
APIDURA(アピデュラ)の中でも特に人気のシリーズである「レーシング トップチューブパック」
0.5Lと1Lは以前からありましたが、0.7Lは2022年3月から販売されるようになりました。
フタはマグネット式となるため、ファスナーやベルクロに比べ開閉が非常に楽です。
「ドライ エクスペディション」と同様、ケーブル類を通す穴が実装されているため、サイクルコンピューターやGoProなどの充電をしながらライドを楽しめます。
0.7Lの絶妙な収納量と個人的にドストライクなデザインで購買欲が掻き立てられるトップチューブバッグに仕上がっています。
とはいえ、価格帯が高い…
5,000円台ならギリギリ手が出せるかもですが、約8,000円はちょっとなぁ…
というのが唯一のデメリットです。
デザインが超好みなので欲しい!
けど高い…けど欲しい!
を脳内で無限ループしているトップチューブバッグです。
【まとめ】トップチューブバッグに収納力は不要
あらためてトップチューブバッグ選びの際はサイズが重要で、コンパクトな製品がオススメです。
収納量を優先すると多くの物を携帯できる反面、
- 停車時に窮屈になってしまう
- ペダリング時に膝に当たってしまう
このようなデメリットがあります。
トップチューブバッグは比較的安価な価格帯の製品が多い(APIDURAは例外ですが)ので、失敗したとしてもそこまで大きな痛手にはならないと思います。
とはいえ、どうせ購入するなら失敗しない方がいいに決まっているので、この記事がトップチューブバッグ選びの参考になればとても嬉しく思います。
もし迷ってしまうのであれば、僕も利用しているdeuterのエナジーバッグがオススメです。
1つモデルが前のものになりますが、以下の記事でエナジーバッグのレビューをしていますので、参考にしてみてください。
Try DryBagのレビューは以下の記事を参考にしてください。
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