トップチューブバッグの中で知名度が高い「deuter(ドイター)のエナジーバッグ」。
僕自身、実際にエナジーバッグを利用してみて感じた感想は以下の通りです。
- 軽量かつコンパクトな設計なので膝に当たる心配が少ない
- 防水性能はないので携帯品には注意が必要
- 安価な価格帯なので気軽に購入できる
この記事ではこれらの内容を踏まえ、エナジーバッグの使用感を詳細にレビューしたいと思います。
国内ではブラックのみ購入できますが、海外通販のwiggleでは赤や青のカラーバリエーションも販売されています!
Deuter(ドイター)エナジーバッグの詳細情報
あらためて、エナジーバッグには防水性能はありません。
しかし、超軽量・コンパクトな設計でサイクリストからの人気の高いトップチューブバッグです。
また2022年以前のエナジーバッグと比べ、製品のサイズ感に大きな変化はないものの、2022年以降のモデルでは画像の通りシャープなロゴデザインへ変更されています。
なお、公式スペックは以下の通りで、トップチューブバッグの中でもかなり軽量であることが特徴です。
- メイン素材:150D(デニール) ナイロン
- 容量: 0.5L
- 重量: 65g(実測値61.2g)
- 製品サイズ : 高さ7cm x 横幅5 x 長さ14 cm
150D(デニール) ナイロンとは?
あまり聞きなれないデニールというのは「糸の太さ」を表しており、数値が大きくなればなるほど生地が厚手になることが特徴です。
以下の内容は100Dと200デニールについての解説を引用した情報となります。
〇100D
+you.ORIGINAL様より引用
トレッキング用のバックパックに使われるぐらいの厚みです。
〇200D
木々や茂みの中を進んだり、クライミングをしてもまず問題ないくらいの厚み。
エナジーバッグは150D(デニール)ですが、個人的には生地が薄いと感じました。
実物を手にした感想としては、やや生地は薄いけど、とにかく軽くて小さい!というのが率直な感想でした。
では実際にエナジーバッグの重量や収納力を確認してみたいと思います。
製品サイズと重量・収納力を確認
- 容量: 0.5L
- 重量: 60g
- 製品サイズ : 高さ7 x 横幅5 x 長さ14 cm
公式では重量が65gとなっていましたが、エナジーバッグの実測値は61.2gでした。
そしてエナジーバッグの収納力を確認するために、以下のものを利用しました。
- プロテインバー
- カロリーメイト
- チェーンロック
結果として、残念ながらこれら全てを収納することはできませんでした。
しかし、「プロテインバー2本+チェーンロック」、「カロリーメイト1箱分+チェーンロック」の組み合わせであれば、問題なく収納することができました。
写真で確認してみましょう。
まずは「プロテインバー2本+チェーンロック」ですが、ギリギリ収納することができました。
続いて「カロリーメイト1箱分+チェーンロック」ですが、収納後のスペースに少し余裕があります。
容量0.5リットルですので、あまり収納量には期待していませんでしたが、補給食の携帯は問題なさそうですね。
続いてロードバイクへの取り付けイメージを確認してみましょう。
ロードバイクへの取り付けイメージ
エナジーバッグをロードバイクへ取り付けてみました。
写真からもわかる通り、トップチューブ自体の高さが低いので、ロードバイクに取り付けても外観が損なわれない点も嬉しいポイントです。
ポケットは2つあるので、意図的に使い分けすることもできます。(ポケット間は繋がっていません。)
また、エナジーバッグは3つのマジックテープでトップチューブと固定するため、固定力が強いことも特徴です。
かなりコンパクトな設計なので、取り付け後の違和感が少ないですよね。
太もも・股◯への干渉具合
エナジーバッグの横幅はトップチューブと同じくらいですが、ペダリングへの影響はどうでしょうか?
結論、大きく揺らしたダンシングの場合、トップチューブバッグが太ももに当たることはありましたが、普通にロードバイクに乗る人であれば、太ももへ当たる心配は少ないと思います。
また、意外と気になる停車時(信号待ちなど)の股◯への干渉問題も無事クリアできている点も嬉しいポイントです。
以前大きすぎるトップチューブバッグを購入した時は、股◯への干渉がありすぎて非常に後悔した経験があります。
続いて、エナジーバッグを実際に利用してみて感じたメリット・デメリットを確認したいと思います
エナジーバッグのメリット・デメリット
エナジーバッグを実際に利用してみて感じたメリット・デメリットは以下となります。
- 携帯品の分別ができる
- 軽量でコンパクトな設計
- 固定力が強くて横ズレしにくい
そしてデメリットは以下の通りです。
- 防水性能がない
- トップチューブへの干渉がやや心配
メリットが多いエナジーバッグですが、購入前にデメリットもしっかり確認しておきましょう。
メリット1、携帯品の分別ができる
1つ目のメリットは「携帯品の分別ができる」ことです。
エナジーバッグには収納場所となるポケットが2ヶ所存在するので、補給食や貴重品を明確に分けて管理することができます。
- メインポケットには補給食やモバイルバッテリーを入れる
- サブポケットには小銭や自宅の鍵・絆創膏などを入れる
ポケットの使い分けができるのは嬉しいですね。
メリット2、軽量でコンパクトな設計
2つ目のメリットは「軽量でコンパクトな設計」であるということです。
あらためてエナジーバッグのスペックは以下となり、ちょっとした補給食などの携帯に最適と言えるでしょう。
- 容量: 0.5L
- 重量: 61.2g
- 製品サイズ:高さ7 x 横幅5 x 長さ14 cm
実際にロードバイクに取り付けても、重量に大きな変化はありませんし、外観も大きく損なわれることもありません。
ロードバイク界で「軽い」は正義です。
メリット3、固定力が強くて横ズレしにくい
3つ目のメリットは「固定力が強く横ズレしにくい」ということです。
エナジーバッグは3カ所でトップチューブに固定する設計となっているため、固定力はかなり強いです。
また、トップチューブバッグ自体の高さも低いので、サイクリング中に横ズレする心配が少ないことは大きなメリットと言えるでしょう。
携帯品によっては横ズレする可能性もあるので、あくまで目安としてください。
では続いてデメリットを確認してみましょう。
デメリット1、防水性能がない
1つ目のデメリットは「防水性能がない」ということです。
防水性能はありませんが、サイクリング中のちょっとした小雨程度であれば、携帯品が浸水してしまう心配は少ないです。
とはいえ、防水性能がないものとして、サイクリングの持ち物を決めることが得策と言えるでしょう。
防水性能がないのは軽量化の代償ですね…
デメリット2、トップチューブへの干渉がやや心配
2つ目のデメリットは「トップチューブへの干渉がやや心配」であるということです。
エナジーバッグは150Dのナイロン生地ではありますが、お世辞にもトップチューブへ優しい生地の設計であるとは言えません。
例えば、モバイルバッテリーなどを携帯した状態で段差を通過すると、エナジーバッグ内部の衝撃がトップチューブにほぼダイレクトに伝わることになってしまいます。
このデメリットへの有効な対策としては、主に以下の2つがあり、個人的には「エナジーバッグの底に緩衝材を敷く」ことがおすすめです。
- エナジーバッグの底に緩衝材を敷く
- そもそも硬いもの(モバイルバッテリーなど)を携帯しない
僕は100円ショップで購入した「靴の中敷き」を適切な大きさにカットして敷いています。(両面テープで底に固定しています)
【まとめ】エナジーバッグは軽量で使い勝手抜群!
あらためて、deuter(ドイター)のエナジーバッグは防水こそないものの、軽量・コンパクトが特徴で愛用者の多いトップチューブバッグです。
コンパクトな設計ではあるものの、補給食やチェーンロックも収納できますし、ペダリングの邪魔にもなりません。
価格も安いので、今回のレビューで気になった方はぜひ購入してみてください。
国内ではブラックのみ購入できますが、海外通販のwiggleでは赤や青のカラーバリエーションも販売されていますよ!
コメント