Vittoria(ヴィットリア)のルビノ プロ スピードってどんなタイヤ?
CORSAとどっちがおすすめ?
はじめに「RUBINO PRO SPEED G2.0(ルビノプロ スピード)」はVittoriaのクリンチャー タイヤの中でも最軽量であり、漕ぎ出しの軽さや柔らかい走行感が特徴的なタイヤです。
しかし、TPIの観点からみるとレースシーンではCORSAには劣っているのも事実。
そのため「RUBINO PRO SPEED」はヒルクライムや街乗りがメインの人にオススメのタイヤと言えるでしょう。
ですが、その一方で認知度は低く、利用者をほとんど見かけない「マイナーなタイヤ」でもあります。
今回は僕がはじめてのタイヤ交換で選択した「RUBINO PRO SPEED G2.0」についての実際の体験をもとに感想をまとめました。
Vittoriaで最軽量の「RUBINO PRO SPEED G2.0」について、記事内容をぜひ参考にしてみてください!
漕ぎ出しが軽い。そして乗り心地の良いタイヤ
はじめに「RUBINO PRO SPEED」はVITTORIAのクリンチャー タイヤの中でも最軽量ということもあり、漕ぎ出しがとても軽いです。
実際に完成車に付属しているタイヤとは雲泥の差がありました。
さらに、TPI220のナイロン素材で乗り心地が良く、路面をしっかりとグリップしつつも、よく転がるタイヤとの印象でしたね。
路面から伝わる衝撃が激減したことにかなり驚きました!
そして「RUBINO PRO SPEED G2.0」の最大のメリットを体感したヒルクライムの感想は以下となります。
- タイヤが軽いので今までよりもギアが重くてもペダリングが楽だと感じた
- 路面をしっかりグリップするため、ダウンヒル時の体感速度が遅いと感じた
他にも高速域に入るまでの時間が短縮されたりと、ホイールを交換した時と同じくらいの衝撃がありました。
勿論レースでも十分に活躍できる性能を秘めてはいるものの、スペックでCORSAには劣りますので、あえて選ぶ必要性は低いというのが正直な感想。
- ヒルクライムが好きでロードバイクの軽量化を考えている人
- ダウンヒルが怖いと感じている人
- 街乗りが多く、漕ぎ出しを少しでも楽にしたいと感じている人
そのため、「ルビノプロ スピード G2.0」はこれらのような方にオススメと言えるでしょう。
RUBINO PRO SPEED(ルビノプロ スピード) G2.0の基本情報
では実際に「RUBINO PRO SPEED G2.0」の基本情報を確認してみましょう。
- タイヤタイプ
- クリンチャー(フォールディング)
- タイヤのサイズ
- 25-622 / 700x25c
- TPI
- Nylon(ナイロン) 220 TPI
- 重量(1本あたり)
- 205g
- カラーバリエーション
- 1色(All Black)
そしてVittoriaのクリンチャータイヤの一覧は以下の通りで、ミドルグレードに近い位置付けですね。
画像 | |||||
商品名 | CORSA | CORSA CONTROL | RUBINO PRO | RUBINO PRO SPEED | RUBINO PRO CONTROL |
タイヤのタイプ | クリンチャー (フォールディング) | クリンチャー (フォールディング) | クリンチャー (フォールディング) | クリンチャー (フォールディング) | クリンチャー (フォールディング) |
タイヤのサイズ | 25-622 / 700x25c | 25-622 / 700x25c | 25-622 / 700x25c | 25-622 / 700x25c | 25-622 / 700x25c |
TPI | Cotton K 320 TPI | Cotton K 320 TPI | Nylon 150 TPI | Nylon 220 TPI | Nylon 60 TPI |
重量 | 255g | 265g | 250g | 205g | 305g |
カラーバリエーション | 2色 | 2色 | 5色 | 1色 | 1色 |
税込価格(1本) | ¥7,590 | ¥7,590 | ¥4,950 | ¥6,160 | ¥4,950 |
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代表的なCORSAには性能で及ばないものの、1本あたりの重量が205gという点は非常に大きな魅力ですね。
続いて、実際の重量とトレッドパターンを確認してみましょう。
重量の実測値とトレッドパターン
「RUBINO PRO SPEED G2.0」のカタログスペックは205gとなっていますが、実際の重量は202gでした。
表と重量が違うけどなんで?
個体差により、若干のばらつきがあることが理由です。誤差5%以内なので概ね、問題ないと言えるでしょう。
またトレッドパターンは以下写真の通りです。
「機能的なグラフェン2.0コンパウンドにより、ウェットな路面でも極限のスピードが実現」とのこと。
とはいえ、ホビーライダーでトレッドパターンの違いを感じることは正直難しいので、タイヤの模様程度に考えて貰えれば大丈夫です。
僕はホビーライダーなので、ウェットな路面で極限のスピードは必要ありませんが、突然の悪天候でも若干の安心感が持てそうです。
ではタイヤの装着感(ビードの取り付けやすさ)を確認してみましょう。
タイヤの装着感(ビードの取り付けやすさ)
コンチネンタル の「Grand Prix 5000」はビードが硬いことで有名なタイヤですが、「RUBINO PRO SPEED G2.0」はビードが柔らかく、取り付けやすいと感じました。
「ルビノプロ スピード G2.0」は素手でもタイヤを取り付けることができました。
RUBINO PRO SPEED G2.0購入の決め手
今更ですが、僕がはじめてのタイヤ交換でこのマイナータイヤである「ルビノプロ スピード G2.0」を選択した理由はシンプルで、ビチアモTVで川ちゅんさんがオススメをしていたからです。
川ちゅんさんとは、BICIAAMORE南麻布店の店長で、髭が似合うワイルドな風貌の方です。
YouTubeでの川ちゅんさんの解説はとても分かりやすく、ブルベでSRも獲得されている「すごい自転車乗り」としても有名。
僕はブルベに挑戦したいと思っていることもあり、師匠的な存在としていつも参考にさせてもらっています。
ただここ数年はブルベに出走されていないようです…
正確にはRUBINO PRO G2.0だったのですが、購入する時にSPEEDという文字に惹かれてしてしまいました…
走行距離毎のタイヤ状態
僕が各距離を走った後のタイヤ状態をメモしておきます。
保管状態や走行場所によって差が出るとは思いますが、参考にしてみてください。
100km走行時のタイヤ状態とインプレッション
- タイヤの転がり性能
- 10〜20km走行後にかなり馴染んでくる印象
- 路面のグリップ感
- 乾いた路面のみの走行だったものの、路面を良くグリップしてくれる印象
- パンクの有無
- パンクなし
100km走行時の状態ですが、購入時と見た目に大きな変化はなく、かなり綺麗な状態。
また空気圧によって身体へ伝わる振動が大きく変わることを知り、自分に合った最適な空気圧を調べてしました。
空気圧を低くすると振動吸収性が高まりますが、リム打ちパンクのリスクは高まりますし、高速域への到達も若干ですが遅くなります。
その反面、空気圧を高くすると振動吸収性は低くなりますが、高速域への到達も少し早まります。
適正空気圧の幅が広いので、自分の好みの空気圧が探しやすくて良いですね。
1500km走行時のタイヤ状態とインプレッション
- タイヤの転がり性能
- スイスイと転がってくれる印象を受けました
- 路面のグリップ感
- 乾いた路面、濡れた路面共にグリップしてくれる印象を受けました
- パンクの有無
- パンクなし
ロングライドやヒルクライムなどに行ってきましたが、1度もパンクすることはありませんでした。
また、路面が濡れている状況でもスリップすることもなく、安心してライドを楽しめました。
1500km走行後のフロントタイヤの状態です。
1500km走行後のリアタイヤの状態です。
1500km走行後の状態としては、トレッドパターンや見た目に大きな変化はなく、フロント・リアタイヤ共に比較的綺麗な状態だと思います。
ですが、一部損傷がしている箇所もありました。(フロント、リア共に1ヶ所ずつ)
タイヤが裂けてしまうことはないと信じていますが、引き続き状況は注視したいと思います。
3000km走行時のタイヤ状態とインプレッション
すみません。準備中です。m(_ _)m
【まとめ】ヒルクライム好きや街乗りがメインの人にオススメ
あらためて「RUBINO PRO SPEED(ルビノプロ スピード) G2.0」はVittoriaのクリンチャータイヤの中で最軽量かつ、柔らかな乗り心地が特徴的なタイヤです。
またビードも取り付けやすく、タイヤ交換も行いやすいことは大きなメリットの一つ。
そのため、ヒルクライムや街乗りがメインの人にはオススメの1本と言えるでしょう。
しかし、「レースシーン」を想定している人にとっては「Grand Prix 5000」や「CORSA」ではなく、あえて「RUBINO PRO SPEED G2.0」を選ぶ理由は少ないというのが正直なところ。
とはいえ、はじめてのタイヤ交換としては多くの変化が楽しめた1本だったので、とても満足しています。
走行距離毎のタイヤ状態とインプレッションは随時追加する予定なので、また記事を読みにきて貰えると嬉しいです。
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