ロングライドは手が痛い…そんなあなたにオススメの極厚バーテープ5選

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Long rides hurt my hands
悩む人

ロングライドに行くといつも手が痛くなって困る…

悩む人

サイクルグローブをしているのに手が痛くなるのはなんで?

100km以上の長距離を走るロングライド。

今までよりも長い距離を走れるようになることで成長を実感できますし、走り切ったあとの達成感は大きいです。

しかし、ロングライドは体へのダメージが大きく、中でも手の痛みが特に辛いと感じました…

そこで手の痛み改善のため、色々模索したところ、一番簡単で効果の高かった内容として「バーテープの交換」があります。

今回はロングライドの際に発生しやすい、「手の痛み対策に効果的な厚手のバーテープ」 を僕の体験談を交えてお伝えします。

さとつ

バーテープを交換したことで、手の痛みが軽減されました!

\ 手の痛み対策に効果的 /

タップできる目次

ロードバイクで手が痛くなる原因と対策

The main causes of hand pain on road bikes

ロードバイクの乗車姿勢は極端な前傾姿勢であるため、手に体重が掛かってしまいます。

プランクなどのトレーニングで体幹を鍛えることで、手に掛かる負荷を減らすことができるのですが、ロードバイクを始めたの頃は正直難しい、と言うのが本音。

もちろん、ロードバイクに乗る回数が増えると少しづつ体幹は鍛えられていくのですが、乗る度に手が痛くなってはせっかくの楽しみも半減です…

さとつ

ちなみに上級者は体幹が鍛えられているので「走行中の手はハンドルに添える程度」で走れるとのこと。

そこで実際に僕が試して効果があった「手の痛み対策」を簡単な順にまとめました。

ではこれらの内容について確認してみましょう。

タイヤの空気圧を低く設定する

Set low tire pressure

まず一番簡単な対策としては「タイヤの空気圧を低くする」です。

完成車に付属しているタイヤはワイヤービートと呼ばれるタイヤであることが多く、パンクに強いというメリットがあります。

その反面、走行感が硬く、走行時に路面からの衝撃がダイレクトに体に伝わってしまうといったデメリットもあります。

そこで「タイヤの空気圧を低くする」ことで、この路面から伝わる衝撃を軽減することができます。

疑問を持つ人

タイヤに入れる空気圧って決まってるんじゃないの?

さとつ

ロードバイクのタイヤには適性空気圧という数値が設定されていて、タイヤの側面に記載があります。幅は意外と広いので調整はできますよ。

ちなみに以下の写真では「適正空気圧が100〜130」となっています。

Check the proper air pressure
空気圧を100で入れた場合
空気圧が低いため、タイヤがしなりやすく、衝撃を吸収しやすいです。
空気圧を130で入れた時に比べると、走行時の衝撃は少なめです。
空気圧を130で入れた場合
空気圧が高いため、タイヤがあまりしならず、衝撃を吸収しにくいです。
空気圧100で入れた時に比べると、走行時の衝撃はやや多めです。

このように解説すると、ロングライド時は空気圧100の方が良さそうに感じますが、一概にそうとも言い切れません。

主な理由は以下となります。

  • 空気圧を低くすることで、タイヤの回転性能が低下する
  • 高速域への到達スピードが遅くなる
  • ペダリング時の負荷が高くなる

また、空気圧を低くし過ぎると、リム打ちパンクのリスクも高くなるので、空気圧は適度に調整する必要があります。

一例ではありますが、以下のように空気圧を調整してみることもオススメです!

  • 手に近いフロントタイヤの空気圧を105にする
  • 転がり性能を維持するため、リアタイヤの空気圧を120〜130にする
    考える人

    空気圧はフロント・リアでいつも同じにしてたから試してみよう!

    さとつ

    フロント・リアタイヤの空気圧は必ずしも同じである必要はありませんので、ぜひ試してみてください!

    リム打ちパンクってなんのこと?

    空気圧が低い状態で、勢いよく段差に乗り上げた時などに起こる少し特殊なパンクです。

    具体的には段差とリムの間にチューブが強く挟まれてしまうことで、チューブに2箇所の穴が開くことから「スネークバイト」とも呼ばれています。

    さとつ

    そのため、段差に乗り上げるときはタイヤに掛かる衝撃を軽減するためにも、気持ちタイヤを持ち上げるようにしましょう!

    パッドの厚いサイクルグローブを利用する

    Use thick cycle gloves

    続いての対策は「パッドの厚いサイクルグローブを利用する」です。

    ロードバイクに乗る90%以上の人がサイクルグローブを利用していますが、理由は大きく2つあります。

    • 路面から手に伝わる衝撃を軽減する
    • 転倒した際に手を怪我から守る

    そのため、サイクルグローブはほぼ必須と言えるのですが、ブランドやパッドの素材によっては価格もピンキリです。

    さとつ

    サイクルグローブも消耗品です。パッドが劣化してきたと感じた場合は、新しいグローブを購入するようにしましょう。

    厚手のバーテープに交換する

    Replace the bar tape with a thicker one

    最後の対策は「バーテープを厚手のものに交換する」です。

    手に伝わる衝撃を軽減する上で、バーテープはとても重要な役割を持っています。

    そのため、完成車に巻いてあるバーテープから厚手のバーテープに交換することで、手に伝わる衝撃を大きく軽減することができます。

    悩む人

    でも、バーテープを巻き直すこと自体がちょっと面倒くさそう…

    さとつ

    確かにやや面倒に思われますが、バーテープも消耗品です。
    劣化が目立ってきた場合は、安全と見た目のためにも交換するようにしましょう。

    僕は面倒だったので厚手のバーテープを巻くことにしましたが、

    • バーテープを二重で巻く
    • バーテープの下にジェルパッドを仕込む

    といった工夫をされている方もいます。

    また、fi’zi:k(フィジーク)では専用のジェルパッドジェルパッドも販売されています。

    再利用も可能なので、長期的な視点ではお得ではありますが、バーテープがややもっこりするので、見た目に抵抗がある人も少なくはありません。

    オススメの対策は厚手のバーテープ

    We recommend replacing the bar tape

    これまでに紹介した対策を全て行った上で、個人的に1番のオススメは「厚手のバーテープを巻く」となります。

    そして主な理由は以下の3つです。

    そもそもですが、今まで使っていたバーテープは完成車に付属していたコルク生地のバーテープとなり、クッション性はお世辞にも高くありませんでした。

    さとつ

    そのためバーテープ交換後の変化には驚きました!

    それでは、具体的な内容について確認してみましょう。

    ロードバイクの見た目や雰囲気が変わる

    The appearance changes

    一番ではありませんが、比較的大きな割合を占める理由として「ロードバイクの雰囲気が変わる」ことがあります。

    バーテープはカラーバリエーションが豊富です。

    自分のロードバイクに合ったバーテープに交換することで、雰囲気が変わり、より一層カッコよくなります。

    さとつ

    手の痛みを軽減しつつ、ロードバイクがカッコよくなるとか最高じゃないですか?

    走行時に手に伝わる衝撃が軽減される

    Relieves hand pain while driving

    2つ目の理由は「走行時の衝撃が軽減される」ことです。

    以前までは完成車に付属していたコルク生地のバーテープを使っていたのですが、厚手のバーテープに変更したところ、走行時の衝撃が軽減されて驚きました。

    ロードバイクは前傾姿勢となるので、手のひらに体重が掛かってしまいます。

    ですが、バーテープを交換することで走行時の衝撃が軽減されるため、交換前に比べると痛みやストレスが改善されました。

    さとつ

    バーテープを交換することで、手に伝わる衝撃が軽減されたのは驚きでした…!

    短い距離であればグローブなしでも手が痛くなりにくい

    Hands are less likely to hurt without gloves

    最後の理由は「短い距離であればグローブなしでも手が痛くなりにくい」です。

    ロードバイクに乗るシチュエーションは人によってバラバラです。

    もしかすると「街乗り」や「ちょっとした移動に利用」する場合、サイクルグローブはいらないかな?

    と感じる人も多いのではないでしょうか。

    このような場合、厚手のバーテープであれば、素手でロードバイクに乗ったとしてもある程度衝撃を和らげてくれるため、痛みが出にくいというメリットがあります。

    さとつ

    とはいえ、安全面に配慮するとサイクルグローブの利用が推奨となります。

    5 Recommended Extra Thick Bar Tapes

    手の痛み対策の中でもオススメの「バーテープ交換」ですが、僕が実際に交換を検討した厚手のバーテープを紹介します。

    価格帯は少し高めで、一般的に高級バーテープに分類されますが、グリップ感は高評価のものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

    スクロールできます
    商品画像




    商品名V2 DSP 3.2MM BAR TAPETerra マイクロテックス ボンドカッシュ タッキーレザータッチバーテープBT-09Super Sticky Kush
    ブランドLIZARD SKINS
    (リザードスキンズ)
    fizik
    (フィジーク)
    CICLOVATION
    (シクロベイション)
    OGK KABUTO
    (オージーケーカブト)
    SUPACAZ
    (スパカズ)
    厚さ3.2mm3.0mm3.0mm4.0mm2.5mm
    カラー展開12色7色26色3色16色
    価格帯¥4,730(税込)¥4,180(税込)¥4,400(税込)¥2,090(税込)¥3,960(税込)
    詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
    グリップ力重視の人にオススメ
    「LIZARD SKINS(リザードスキンズ)」か「fi’zi:k(フィジーク)」
    デザイン性重視の人にオススメ
    「CICLOVATION(シクロベイション)」か「SUPACAZ (スパカズ)」
    コスパ重視の人にオススメ
    「OGK KABUTO(オージーケーカブト)」
    さとつ

    僕個人の感覚ですが、迷ってしまう場合はこれらの内容も参考にしてみてください。

    LIZARD SKINS(リザードスキンズ)V2 DSP 3.2MM BAR TAPE

    バーテープの厚さ
    3.2mm
    カラー展開
    12色

    特徴的かつ、高性能グリップが大きな魅力のLIZARD SKINS(リザードスキンズ)のバーテープ。

    トカゲの皮膚のようにロードバイクとライダーを各種衝撃から守ろう、という斬新な発想で業界にデビューしたブランドです。

    雨や汗で手やバーテープが濡れたとしても、グリップ力が衰えない点が大きな魅力。

    高価格帯というデメリットはありますが、「シンプルなデザイン」「また握りたくなる独特のグリップ性」で人気のバーテープです。

    さとつ

    天候に左右されずにロードバイクに乗る人や、手汗が多い人にもオススメです!

    バーテープの交換は以下の記事を参考にしてください。

    fi’zi:k(フィジーク)Terra マイクロテックス ボンドカッシュ タッキー(3mm厚)

    バーテープの厚さ
    3.0mm
    カラー展開
    7色

    利用するシーンに応じて豊富な種類があるfi’zi:k(フィジーク)のバーテープ。

    中でもTerra(テラ)はグラベルやオフロードを走る人向けに設計されているため、高い衝撃吸収に期待できます。

    また巻き直しも可能ですので、ハンドルを交換する可能性がある人にもオススメです。

    カラー展開の少なさがデメリットではありますが、「ロードバイクの外観に溶け込みやすいデザイン」が人気のバーテープです。

    さとつ

    巻き直しができるので、はじめてのバーテープを交換する。と言う人にオススメです!

    CICLOVATION(シクロベイション)レザータッチバーテープ

    バーテープの厚さ
    3.0mm ※Amazing Chameleon Color シリーズは厚さ2.5 ㎜
    カラー展開
    26色

    大きな特徴でもあるグラデーションカラーが魅力的なCICLOVATION(シクロベイション)バーテープ。

    しかしビジュアルだけでなく、質感・機能性も高いため、「正真正銘のハイエンドバーテープ」とも言えるでしょう。

    また巻き直しも可能ですので、ハンドルを交換する可能性がある人にもオススメです。

    品切れのケースが多く、欲しいカラーが見つかりにくいというデメリットがありますが、「高級感のあるグラデーションカラー」が人気のバーテープです。

    さとつ

    グリップ力もデザイン性も大切。という方にオススメです!フィジークと同じく、巻き直しも可能です!

    OGK KABUTO(オージーケーカブト)BT-09

    バーテープの厚さ
    4.0mm
    カラー展開
    3色

    シールド付きのヘルメットが有名なオージーケーカブトから販売されているバーテープ。

    今回紹介するバーテープの中では最も厚い4.0mmではあるものの、それでいて価格は最も安価となっています。

    抜群の衝撃吸収力でロングライドにも最適な超厚手モデルと言えるでしょう。

    カラー展開の少なさがデメリットではありますが、「圧倒的な厚さ」「安価な価格帯」で人気の高いバーテープです。

    さとつ

    バーテープにあまりコストを掛けたくない人やコスパ重視の人にオススメです!

    SUPACAZ (スパカズ) Super Sticky Kush

    バーテープの厚さ
    2.5mm
    カラー展開
    16色


    一際注目を集めるデザイン性のSUPACAZ(スパカズ)のバーテープ。

    スパカズのロゴとワンポイントに色が加えられている点や、プロのロードレーサーとして有名な”サガン”も利用していたことがあり、知名度・人気が高いブランドです。

    今回紹介する中では厚さ2.5mmとやや他のバーテープに見劣りしてしまいますが、3mmのバーテープと同様の感覚に近いとの口コミもありました。

    利用者が多いため、被りやすいというデメリットはありますが、カラーにマッチしたバーエンドキャップが付属する人気のバーテープです。

    さとつ

    スパカズ柄のデザイン性が好きな人にオススメです!

    根本解決にはロードバイクの乗り方を見直すことが必要

    It is necessary to review the riding method for the fundamental solution

    僕の経験上、手の痛みはこれまでに紹介してきた以下の方法で、ある程度改善ができました。

    • タイヤの空気圧を低く設定する
    • パッドの厚いサイクルグローブを使う
    • 厚手のバーテープに交換する

    ですが、これらの方法でも改善が見込めない場合、根本的にロードバイクの乗り方を見直す必要があります。

    それでは具体的な内容を確認してみましょう。

    ハンドルを持つ場所を変える

    Frequently change the place to hold the steering wheel

    ハンドルを持つ場所を変えることで、手に掛かる負担を軽減することができる点は、ドロップハンドルの大きなメリットです。

    常に同じ姿勢で乗り続けるのではなく、状況に応じてハンドルを握る場所を意識的に変えてみてください。

    • 上り坂になったら上体を起こして上ハンドルを握る
    • 下に坂になったら上体を降ろして下ハンドルを握る
    さとつ

    他にも信号待ちなどのタイミングで肩のストレッチなどをすることも有効です。

    ハンドルに体重が掛かり過ぎていないことを確認する

    Is the handle overweight?

    ハンドルに体重が掛かり過ぎていないか? ということも意識してみてください。

    ロードバイクに乗るときは乗車姿勢が極端に前傾姿勢になりますし、乗り初めの頃は体幹が鍛えられていないこともあって、ハンドルを握る手に体重が大きく掛かってしまいます。

    体幹が鍛えられると、ハンドルに掛かる体重を少なくすることができるようになるので、手の痛みを大きく軽減することができます。

    さとつ

    ロングライドでは長い距離を走るので、常に体幹を使って走ることは難しいですが、意識して乗ってみると手の痛みや疲労感は段違いです。

    【まとめ】手の痛みを改善するには厚手のバーテープがオススメ!

    Bar tape replacement is recommended to improve hand pain

    長距離を走るロングライド。

    走行距離が長くなるにつれて疲労が蓄積するため、体へのダメージも比例して大きくなります。

    しかし、少しの工夫で手の痛みは軽減することができるので、記事で紹介した以下の内容をぜひ試してみてください。

    それでも手の痛みが改善されない場合は、トレーニングで体幹を鍛えて乗り方を見直してみてください。

    さとつ

    結構キツいですが、1日1分のプランク x 3セットを続けるだけで、体幹はかなり鍛えられますよ!

    自分が目標として決めた距離を走り切った時の達成感は非常に大きいですし、とても良い思い出になります。

    手の痛みが改善されて、あなたのロングライドが楽しい思い出になるように願っています。

    \ 手の痛み対策に効果的 /

    さとつ
    この記事を書いた人
    2019年からロードバイクに乗りはじめた30代。
    普段は50~100km程度の、ゆるめのサイクリングを楽しんでいます。

    長年悩んでいた膝の痛みをフィッティングで解消し、2023年にブルベでSRを獲得しました。

    自分が調べた内容や、実体験を元にしたリアルな情報を発信しています。
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