3万円も払って買ったジョウブレイカーが自分に似合わなかったらどうしよう…
サングラス越しの見え方が紫色みたいだけど、掛けていて違和感ないの?
密かに憧れていたOAKLEY(オークリー)のサングラス「JAWBREAKER(PRIZM ROADレンズ)」を購入しました。
ホイールやタイヤなどよりも優先度が低いものの、「本当に買って良かった!」というのが率直な感想です。
- 安価なサングラスとの違い
- PRIZM ROADレンズ越しの見え方
- ジョウブレイカーを最安値で購入する方法
これらの内容を踏まえ、ジョウブレイカーを徹底的にレビューします。
また、以降の項目で詳しく確認しますが、ジョウブレイカーのメリットとデメリットは以下の通りです。
とりあえず掛けた時の雰囲気が知りたい…
という方は、以下のボタンをタップして、ジョウブレイカーの試着方法に移動してください。
\ ジョウブレイカーが自分に似合うか確認 /
ジョウブレイカーの基本情報
OAKLEYのサングラスはサングラスの代表的なブランドで野球やゴルフ、スノーボードなど、さまざまなジャンルに根強いファンがいることが有名です。
そんなOAKLEYがロードバイクでの利用シーンに特化して設計したサングラスの1つが「ジョウブレイカー」です。
具体的には、以下のような特徴があります。
- ロードバイク特有の前傾姿勢をとってもフレームが視界に入らない
- レンズが曇らないように空気口が開いている
さすがサイクリング特化のサングラスですね。
また、同梱物やサイズ・重量の詳細は以下の通り。
- 同梱物
- ジョウブレイカー、サングラスケース、カバー、ノーズパッド(アジアンフィットタイプ)
- レンズ
- 高さ53.6 mm
- フレーム
- フレームの幅135.68mm、ブリッジの高さ131mm、アームの長さ121mm
- 重量
- 32.9g
ただ、レンズのサイズが大きいこともあり、重量は32.9gと若干重いことが難点です。
ちなみに、僕が普段使っているメガネは約20gですので、ジョウブレイカーの方が若干重いです。
サイクリングシーンに最適化されたレンズ「PRIZM ROAD(プリズムロード)」
「PRIZM ROAD(プリズムロード)」はOAKLEYがサイクリングシーンに最適化させた偏光レンズです。
レンズ越しの視界は路面のコントラストがはっきりするため、サイクリング中の視認性を向上させられることが大きなメリットです。
なお、PRIZM ROADの他にも以下のように多くのレンズがあるのですが、レンズ越しの見え方は多種多様で、レンズも大きく2種類に分けられます。
偏光レンズとは、一般的なサングラスでは防ぐことができない、反射光(路面からの照り返しなど)を軽減できるレンズです。
しかし、水濡れに弱いという弱点があるので、水に濡れた際はしっかり水滴を拭き取るなどのケアが必要です。
調光レンズとは、受ける紫外線の量によって色が変化するレンズです。
- 紫外線が多いシーンではレンズの色が濃く変化(暗くなる)
- 紫外線が少ないシーンではレンズの色がクリアに変化(透明になる)
しかし、調光レンズは寿命が2~3年と短く、劣化した調光レンズは色が変化しなくなるため、定期的な交換が必要となります。
また、レンズの色が変化するまで、数分程度の時間が掛かる点には注意が必要です。
なお、ジョウブレイカーのレンズには以下のような種類があります。
- PRIZM ROAD BLACK(プリズムロードブラック)
- PRIZM ROAD JADE(プリズムロードジェイド)
- PRIZM ROAD(プリズムロード)
- Clear to Black Iridium Photochromic
- PRIZM LOW LIGHT(プリズムローライト)
それぞれ簡単に解説します。
- PRIZM ROAD BLACK(プリズムロードブラック):可視光線透過率: 11%
- PRIZM ROAD JADEよりも視界が暗くなるため、さらに日差しが強い日に最適なレンズ。
- PRIZM ROAD JADE(プリズムロードジェイド):可視光線透過率: 15%
- PRIZM ROADよりも視界が暗くなるものの、快晴の日に最適なレンズ。PRIZM ROADと迷っているなら好みで選んでしまっても良い印象。
- PRIZM ROAD(プリズムロード):可視光線透過率: 20%
- PRIZM ROAD JADEよりも可視光線透過率が高いことが特徴。夜間の視認性は低いですが、クリアな視界は日中帯のサイクリングに最適。迷ってしまうならPRIZM ROADがオススメです。
- Clear to Black Iridium Photochromic:可視光線透過率: 23%
- 紫外線量に応じてレンズの色が変化するので、時間帯に適した視界を確保したい人に最適なレンズ。紫外線でレンズの色が濃くなった状態で可視光線透過率が23%となります。それとレンズが1番高額です。
- PRIZM LOW LIGHT(プリズムローライト):可視光線透過率: 75%
- 可視光線透過率が高く、夜間になっても見えやすい汎用性の高いレンズ。反面、日差しが強い日は普通に眩しい。ブルベなど1日を通じてサイクリングをする人に最適のレンズです。
可視光線透過率(かしこうせんとうかりつ)とは?
以下引用です。
可視光線透過率とは、光を通す割合のことで、0~100%の数値で表されます。
ERICA OPTICAL様より引用
透過率が低くなれば(0%に近い)光をカットし、高くなれば(100%に近い)光を通します。
なお、可視光線透過率が75%以下のレンズは夜間帯での利用が非推奨となっています。(単純に見えない…)
レンズの種類が多くて何がなんだか分からない…!
実際に僕も何がなんだか分からなくて迷いましたが、まずはサイクリングシーンに最適な「定番のPRIZM ROAD」を第一候補のレンズとして検討することにしました。
とはいえ、レンズカラーやレンズ越しの見え方には違いがあるので、ご自身の好みに合ったものを選んで頂ければと思います。
正直にいうと、汎用性の高い「PRIZM LOW LIGHT」と「PRIZM ROAD」で実はかなり迷っていました…
PRIZM ROADレンズ越しの見え方
サングラスは光の透過率を低くすることで、暗みの掛かったような視界になることが一般的です。
PRIZM ROADレンズも光の透過率は低いですが、見え方は一般的なサングラスとは異なり、「THE・紫色の世界」と表現できます。
実際に写真で見てみると以下のような感じです。
ヒルクライム時のワンシーンです。そこまで日差しが強くなかったので、割と紫感が強め。
やや明るめですが、トンネル内部での見え方です。しかし、トンネル内部の明るさにかなり左右されますので、進入前にサングラスを外すことを推奨します。
想像以上の紫色の世界でしたが、視界のクリアさにも驚きました…!
ですが、1~2分程度で徐々に目が慣れてくるので、気がつくと違和感なくサイクリングを楽しめているのはちょっと不思議な感覚です。
オークリーの公式サイトでPRIZM ROADの見え方シミュレーションができるので、気になる方はチェックしてみてください。
\音声が出るので注意して下さい/
続いて安価なサングラスとジョウブレイカーの違いを確認してみましょう。
安価なサングラスとの大きな違いは「目の乾き具合」
ジョウブレイカーは本当に価格に見合った性能があるのだろうか?
このように気になってしまう方もいると思いますので、安価なサングラス(UNIQLOサングラス)と性能差を比較してみました。
検証内容は、それぞれのサングラスを掛けた状態でロードバイクに乗り、シッティングポジションで瞳に受ける風量を比較するというシンプルな内容です。
ざっくりですが、裸眼の状態で瞳に受ける風量を100%とした場合、以下のような結果となりました。
- ジョウブレイカーを装着した場合
- 瞳が受ける風量は10%程度となり、目が冷んやりする感じです。(裸眼状態からおよそ90%弱の風を遮断)
- UNIQLOのサングラスを装着した場合
- 瞳が受ける風量は30%程度となり、やや目が乾く感じです。(裸眼状態からおよそ70%弱の風を遮断)
感覚的な数値となってしまうので、伝わりにくかったらすみません。
簡単ではありますが、比較の結果「目の乾き具合」で大きな違いを実感できたこともあり、価格に見合った性能があると感じています。
それと、UNIQLOサングラスからの視界はやや暗み掛かりますが、見え方は自然色に近い印象を受けました。
ヒルクライムのワンシーンにUNIQLOサングラスを追加しました。青みが掛かる感じですが、見えやすさは自然に近い印象です。
トンネル内部での見え方も違和感が少ない印象です。
そのため、プリズムロードよりも見えやすい!と感じる人も中にはいるかもしれません。
UNIQLOのサングラスレビューは今後更新予定となります。m(_ _)m
OAKLEYのレンズは耐衝撃性能が高い
ジョウブレイカーのレンズに限った話ではありませんが、OAKLEYのレンズは耐衝撃性能が高いことが大きな特徴です。
万が一、サイクリング中に路面に落ちている石やガラス片などが飛んできたとしても、大切な目を保護することができるのはとても安心できる材料です。
この辺りは安価なサングラスとの大きな違いでもあります。
ほぼ弾丸のような強度を誇る「カナブン」などの虫からも目を保護してくれるのも嬉しいですね。
レンズの取り外し方
ジョウブレイカーはレンズの交換ができるため、サイクリングシーンに最適なレンズでサイクリングを楽しむことができる点も大きなメリットです。
レンズの取り外しは簡単にできますが、パワー!でやってしまうと故障の原因に繋がるので、必ず手順を確認しておきましょう。
ノーズハッドを上方向に持ち上げます
続いてレンズを固定している留め具を持ち上げるようにして外します
ジョウブレイカーを裏返してから、レンズを優しく外します。
取り付ける時は逆の手順でレンズをはめることができます。
取り外しは簡単にできるので、くれぐれも強引に外さないようにしましょう!
レンズ単体での販売もあるので、走行時間帯に応じたレンズを購入することもオススメです。
バーチャルで試着して装着時の雰囲気を確認できる
ジョウブレイカーは欲しいけど、似合わなかったらどうしよう…
バーチャル試着機能を利用して、実際の雰囲気を確認しましょう!
実はOAKLEYのサングラスは、公式サイトのバーチャル試着機能を利用して、掛けた時の雰囲気を確認することができます。
あくまでサングラスを掛けた状態を鏡で見ているだけにはなりますが、ヘルメットを被った状態や、気になるサングラスを片っ端から試着できるのでオススメです。
試着の方法はとても簡単で、会員登録なども必要ありません。
製品ページの画面上部にある「試す」ボタンをタップします。
するとスマホのインカメラへのアクセスが要求されますので、許可をしてから自分を映すと装着時のイメージを確認できます。
以下のサングラスはサイクリストから非常に人気が高いので、とりあえず全部試着してみてください。
- FLIGHT JACKET(フライトジャケット)
- SUTRO(スートロ)
- RADAR EV(レイダー イーブイ)
- ENCODER(エンコーダー)
ヘルメットを被った状態で試着すると、装着時のイメージが明確にできるのでオススメです。
実際に利用してみて感じた「ジョウブレイカー」のメリット・デメリット
僕がジョウブレイカーを利用してみて感じたメリットとデメリットは以下の通りです。
では具体的に内容を確認していきましょう。
メリット1、サイクリング中の視認性が格段に向上する
メリットの1つ目は「サイクリング中の視認性が格段に向上」することです。
ジョウブレイカーは上部の周辺視界エリアを広げることで、エアロポジション時においても視界にフレームが入りません。
そのため、ロードバイク特有のエアロポジションを取る場合においても、広い視界が確保されることは大きなメリットです。
見え方の好みがあるので、一概には言えませんが、レンズはロードバイクに最適なプリズムロードを選ぶことが個人的にはおすすめです。
メリット2、装着しただけでサイクリスト感が跳ね上がる
2つ目のメリットは「装着しただけでサイクリスト感が跳ね上がる」ことです。
この点については、ジョウブレイカー単体の感想ではないのですが、オークリーのサングラスはみな存在感が抜群に高いです。
実際にサイクリング中にすれ違うほんの僅かな時間で、オークリーのサングラスだと認識することができるほどです。
そして、よく顔が薄いと言われる僕が掛けた場合でも「サイクリスト感」がでるので、素直に凄いと感心しています。
オークリーユーザーを見かけると内心「おっ!」ってなります。
メリット3、アジャスターとノーズパッドでかけ心地を調整できる
3つ目のメリットは「アジャスターとノーズパッドでかけ心地を調整できる」ことです。
テンプル部分は固定部分を外すことで3段階に調整することができるようになっています。
そのため、こめかみへの締め付けがキツイと感じた場合は、長さを伸ばすことで締め付け具合を調整することもできます。
また、鼻の高さに応じて付属のノーズパッドに交換することで、掛け心地の調整もできることも特徴です。
ジョウブレイカーは締め付けもほど良くてフィット感も抜群!
続いてデメリットを確認してみましょう。
デメリット1、トンネル進入時と夜間は怖い
1つ目のデメリットは「トンネル進入時と夜間は怖い」ことです。
ジョウブレイカーは半数以上の既製品が「PRIZM ROADレンズ」を採用しているのですが、可視光線透過率が10~20%と低いことが特徴です。
そのため、日差しが強い時に最高のパフォーマンスを発揮できる反面、明かりの少ないトンネルや夜間帯などでは視界が暗くなってしまいます。
しかしこの点は、可視光線透過率の低いレンズ以外に当てはまる内容ですので、どうしても気になる方は1日中利用できる「PRIZM LOW LIGHT(プリズムローライト)」やクリアレンズを選択することがオススメです。
「まったく見えない…」という訳ではありませんが、トンネル内や夜間など、光が少ない場所では正直かなり見えにくいです。
デメリット2、シンプルに価格が高い
2つ目のデメリットは「シンプルに価格が高い」ことです。
2022年7月時点でジョウブレイカーは定価で33,100円(税込)となっています。※調光レンズの場合だと約40,000円近くの費用が必要です。
また、ジョウブレイカーはレンズ交換ができる設計になっているのですが、替えのレンズも11,000円くらいの価格帯になっています。
なかなか手が出しづらい価格設定は大きなデメリットと言えるでしょう。
サイクリングに特化していてカッコいい!とは言っても定価で33,100円(税込)は高すぎますよね…
ですが、海外通販サイトの「PROBIKEKIT(プロバイクキット)」を利用することで、およそ定価の半額以下の価格で購入することができるんです!
ジョウブレイカーを最安で購入できるのは「PROBIKEKIT」
ジョウブレイカーを国内で購入する場合、Amazonが最安値となります。
ですが、Amazonより安く購入する方法として海外通販サイトの「PROBIKEKIT(プロバイクキット)」という選択肢があります。
僕自身「PROBIKEKIT」でジョウブレイカーを購入しているので非常にオススメです。
「PROBIKEKIT」は海外通販サイトとなるため、注文から商品が到着するまでおよそ2週間ほど時間が掛かってしまうデメリットがありますが、安くジョウブレイカーを購入したいのなら、利用しない手はありません。
\ 愛用者多数 /
PROBIKEKITの利用方法は以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
お得さを優先するなら「wiggle」がオススメ
ジョウブレイカーを最安値で購入できるのは「PROBIKEKIT」になるのですが、実はwiggle(ウィグル)で購入する方がコスパが良く個人的にオススメだと感じています。
具体的には以下のような違いがあります。
- PROBIKEKITで購入する場合
- 販売価格はおよそ16,000円となり最安値ではあるものの、付属するレンズは「PRIZM ROAD」のみ
- wiggleで購入する場合
- 販売価格はおよそ20,000円となり、PROBIKEKITよりも費用は掛かるものの、「PRIZM ROAD」と「PRIZM LOW LIGHT」のレンズ2枚(デュアルレンズ)が付属します
もし予備の純正レンズをAmazonで購入する場合、必要な費用はおよそ11,000円です。
そのため、2枚目のレンズを実質4,000円で購入できると考えると、かなりお得だと判断できます。
以上の内容を踏まえ、最安値で購入したいのなら「PROBIKEKIT」、スペアのレンズを含め、お得に購入したいのなら「wiggle」がオススメ、という結論になります。
\ 利用頻度の高いレンズが2枚セット /
僕は「PRIZM ROAD」と「PRIZM LOW LIGHT」で迷っていたこともあったので、はじめからこの情報を知っていたなら間違いなくレンズ2枚セットのwiggleで購入していました…
wiggleの利用方法は以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてください。
公式サイトで購入しない理由は?
お得に購入できる方法はわかったけど、公式サイトで購入する方がメリットがあるんじゃない?
公式サイトで購入するメリットは大きく2つあります。
公式サイトを利用することで、度入りのレンズで注文することができますが、およそ2倍くらいの費用が必要になってしまう点には注意が必要です。
公式サイトを利用することで、上下のフレームやテンプル部分をお好みでカスタマイズすることができます。
また、文字数制限はありますが、好きな文字をレンズの右下に刻印することもできます。
公式サイトでの購入はオーダーメイドのサングラスが欲しい人向けだと言えるでしょう。
【まとめ】ジョウブレイカーはサイクリング欲を刺激する魅惑のサングラス
最後にジョウブレイカーの情報をまとめたいと思います。
- サイクリングに特化した設計であり、レンズ越しの視界はかなりクリア
- かけ心地が抜群で、目の乾燥を大きく軽減できる
- 掛けただけでサイクリスト感が大きく向上する
ジョウブレイカーはサイクリングに特化した設計となっているため、かけ心地が良く、目の乾燥を大きく軽減してくれます。
中でもPRIZM ROADレンズの場合、日差しの強い時に最大限のパフォーマンスを発揮し、レンズ越しの視界はとてもクリア。
結果として、サイクリング中の視認性・サイクリスト感が格段に向上するので、次回のサイクリングが待ち遠しくなります。
定価ではなかなか手が出しづらい価格帯ではありますが、海外通販を利用すると半額以下で購入できますので、この機会に購入してみてはいかがでしょうか?
デザインがかっこ良すぎるので、不思議と着ける機会を探してしまう魅惑のサングラスですね。
海外通販サイトの「PROBIKEKIT」と「wiggle」を実際に使ってみた時の情報は、以下の記事でまとめていますので、よければ確認してみてください。
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