ブルベでは日中・夜間を問わず、テールライトの常時点灯が必須となっています。
そのため、ランタイムの長いテールライトの準備が必要になってくるわけですが、
長い時間常時点灯できるテールライトなんてあるの?
充電式と電池式ならどっちがいいの?
このような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
本記事の結論として、ブルベにはランタイムの長い電池式のテールライトがおすすめです。
以下ブルベやロングライド向けのランタイムが長いテールライトですので、ぜひ参考にしてみてください。
商品画像 | |||||||
商品名 | OMNI5 | TIGHT | OMNI3 AUTO | TIGHT KINETIC | TL03 | TL-LD570R | SEEMEE30 C |
メーカー | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | TOWILD | キャットアイ (CAT EYE) | OLIGHT (オーライト) |
ランタイム(点灯) | 約60時間 | 約120時間 | 約100時間 | 約70時間 | 18時間 | 約30時間 | 18.5時間 |
バッテリー | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 充電 | 電池 | 充電 |
自動点灯 | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり |
重量 | 41.8g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 41.5g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 35g (バンド込) | 66.8g (本体+電池) | 22g |
防水性能 | IPX4 | IPX7 | IPX4 | IPX7 | IPX6 | S1 (JIS D0203に基づく防滴性能) | IP6 |
定価 | 1,870円 | 2,750円 | 2,310円 | 3,300円 | 2,980円 | 2,245円 | 1,895円 |
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
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明るさとコスパを優先するなら「OMNI5」がおすすめです。
ブルべ中はテールライトの常時”点灯”が必須
以下Audax JapanのBRM/AJ規定からの引用となりますが、ブルベ中はテールライトの常時点灯が必須となります。
少なくとも一つの尾灯は(点滅モードではなく)常時点灯モードでなければならない。
Audax JapanのBRM/AJ規定からの引用
また、常時点灯であったとしても、ランドヌ東京ではファイバーフレアは禁止となっているので、注意が必要です。
必ず”常時点灯”できるテールライトを準備してください。
ブルべに適したテールライトの選び方
繰り返しになりますが、ブルベではテールライトの常時点灯が義務付けられています。
そのため、テールライトを選ぶ際は以下に該当するものを選ぶようにしましょう。
以降の項目で詳しく解説します。
テールライトの選び方1、ランタイムが長い製品
1つ目は「ランタイムが長い製品」です。
ブルベの規約上、テールライトの常時点灯が必須となるため、少なくとも10時間以上は常時点灯を維持できる製品である必要があります。
また、ブルベは200〜600kmまで距離があり、制限時間も異なりますので、ランタイムが長いテールライトがおすすめです。
走行距離 | 200km | 300km | 400km | 600km |
制限時間 | 13時間30分 | 20時間 | 27時間 | 40時間 |
完走に掛かる目安時間 | 10〜13時間 | 15〜20時間 | 20〜27時間 | 30〜40時間 |
ランタイムを優先するようにしましょう。
テールライトの選び方2、なるべく光量が多い製品
2つ目は「なるべく光量が多い製品」です。
走行距離によって異なりますが、ブルベ中は昼夜問わず走行しなくてはなりません。
また、交通量の少ない道路や峠道などを走行することもあるので、周囲に自分の存在をアピールするためにもある程度の光量が不可欠です。
しかしテールライトの場合は、明確に光量が記載されていない製品も多いので、商品の詳細を確認してある程度光量があると判断できる製品を選ぶようにしましょう。
できれば光量も欲しい!ですが、個人的にはランタイムを優先しています。
テールライトの選び方3、電池式の製品
3つ目は「電池式の製品」です。
最近では充電式にも関わらず、長時間のランタイムを売りにしているテールライトが増えている印象を受けます。
とはいえ、電池式と充電式ではランタイムに大きな差があるため、ブルベの用途であるなら電池式を選ぶようにしましょう。
製品タイプ | 電池式 | 充電式 |
点灯でのランライム | 60〜180時間 | 15〜20時間 |
また、ブルベ中に電池残量が0になったとしても、コンビニなどで電池を購入してリカバリーできることも電池式ならではの大きなメリットです。
ブルベでの利用なら電池式一択だと感じています。
ブルベにおすすめのテールライト7選
これらの条件を満たすおすすめのテールライトを、Amazonで調査してまとめた結果が以下となります。
商品画像 | |||||||
商品名 | OMNI5 | TIGHT | OMNI3 AUTO | TIGHT KINETIC | TL03 | TL-LD570R | SEEMEE30 C |
メーカー | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | TOWILD | キャットアイ (CAT EYE) | OLIGHT (オーライト) |
ランタイム(点灯) | 約60時間 | 約120時間 | 約100時間 | 約70時間 | 18時間 | 約30時間 | 18.5時間 |
バッテリー | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 充電 | 電池 | 充電 |
自動点灯 | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり |
重量 | 41.8g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 41.5g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 35g (バンド込) | 66.8g (本体+電池) | 22g |
防水性能 | IPX4 | IPX7 | IPX4 | IPX7 | IPX6 | S1 (JIS D0203に基づく防滴性能) | IP6 |
定価 | 1,870円 | 2,750円 | 2,310円 | 3,300円 | 2,980円 | 2,245円 | 1,895円 |
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
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防水・防塵性能を示すIP〇〇とは?
IP〇〇とは「防塵(ぼうじん)」と「防水(ぼうすい)」を表す規格で、各数値が大きいほど性能が高いと判断できます。※1が低くて7が高い
一例は以下となります。
- IPX7:水深1mに30分浸かったとしても大丈夫なレベル
- IP55:水没には耐えられないが、水が掛かっても動作に問題がないレベル
防塵部分はXと省略されることもあります。
結局どのテールライトがおすすめなのか分からない…
と悩んでしまう場合は、光量の多さと長時間のランタイムでランドヌールから人気の高い「キャットアイのOMNI5」がおすすめです。
ちなみに僕はランタイムを優先して「TIGHT」を愛用しています。
キャットアイ(CAT EYE) OMNI5
5つのLEDを搭載しており、高輝度で自身の存在を周囲に認識させられるキャットアイ(CAT EYE) の「OMNI5」。
走行中の衝撃でカバー(蓋)が飛びやすい…
というのが周知の事実となっており、輪ゴムや結束バンドで固定して利用するランドヌールを多く見かけます。※そのまま利用している人もいますが、基本固定している印象です。
また、ブルベではメイン・サブ2つのテールライトが必要になるため、価格が安価な点も魅力のテールライトです。
ランタイムよりも光量を優先する人におすすめです。
キャットアイ(CAT EYE) TIGHT
常時点灯で約120時間のランタイムを誇るキャットアイ(CAT EYE) の「TIGHT」。
しかし、ランタイムを伸ばした結果、OMNI5よりも光量が落ちているとの口コミが多く、日中では常時点灯があまり機能していない点はデメリットと言えるでしょう。※夜間走行時は問題なく視認できる光量になっています。
高い防水性能に加え、「走行中の衝撃で蓋が飛びやすい…」というOMNI5の弱点を改修し、ナットでカバーを固定する方式になっている点が魅力のテールライトです。
ランタイムを優先する人におすすめです。
キャットアイ(CAT EYE) OMNI3 AUTO
OMNI5からLEDを2つ減らし、ランタイムを長時間化させたキャットアイ(CAT EYE) の「OMNI3 AUTO」。
OMNI5と同じで「走行中の衝撃で蓋が飛びやすい…」という口コミが見られますが、輪ゴムや結束バンドで固定して利用すれば特に問題なく利用できます。(なぜ改修しないのだろうか…)
また、自動点灯機能が搭載され、トンネルや日が落ち始めたタイミングで自動点灯するため、ブルベ以外の用途でも活躍の幅が広いテールライトです。
普段のサイクリングでテールライトのつけ忘れが多い人におすすめです。
キャットアイ(CAT EYE) TIGHT KINETIC
加速度センサーと連動しており、減速したことを後続に伝えられるキャットアイ(CAT EYE) の「TIGHT KINETIC」。
擬似ブレーキライトとして利用できる反面、取り付け位置によっては上手く作動しなかったり、センサーの反応が過敏…という口コミがやや気になります。
とはいえ、上手く活用することで、周囲への配慮に加え、自身の安全確保に大きく貢献してくれることが魅力のテールライトです。
後続へ配慮しつつ、安全に走行したい人におすすめです。
TOWILD TL03
充電式ながらも約18時間弱のランタイムを誇るTOWILDの「TL03」。
充電式で発光する面積が少ない点がやや気になりますが、工具なしで自由に取り付け位置を変更できるようになっています。
また、常時クーポンが配布されているため、実質2,000円程度で購入できることも大きな魅力です。
高機能なテールライトを探している人におすすめです。
キャットアイ(CAT EYE) TL-LD570R
高輝度なLEDと5つのLEDを搭載していて後方からの視認性が高いキャットアイ(CAT EYE) の「TL-LD570R」。
明るさと振動のダブルセンサーを内蔵しており、夜間走行時に自動で点灯するものの、手動点灯できない点がややデメリットと言えるでしょう。
しかし、大型の反射版で存在感が大きく、後方からの視認性が群を抜いて高いことが大きな魅力のテールライトです。
サブのテールライトとして光量を確保したいと考えている人におすすめです。
OLIGHT(オーライト) SEEMEE30 C
エアロ、エンデュランスに関わらず、シートポストにジャストフィットするOLIGHT(オーライト) の「SEEMEE30 C」。
Amazonのテールライト部門で売り上げ1位(2024年3月時点)となり、多くの愛用者がいる反面、当たり外れが多いとの口コミが見受けられる点はやや気になります。
また、長時間のランタイムの裏に、2段階での光量調整が行われる点もやや気になります。
とはいえ、ロードバイクのデザインを邪魔しないスマート設計に加え、22gの軽量さも大きな魅力のテールライトです。
デザイン性も重視したい!と考えている人におすすめです。
併せて購入しておきたいおすすめのヘルメットライト3選
今回はおすすめのテールライトについての紹介してきましたが、300km以上のブルベでは、ヘルメットに装着するセーフティーライトも必要になります。
そのため、テールライトと併せて購入しておくことをおすすめします。
商品画像 | |||
商品名 | SL-WA10 | SL-WA100 | Bikeguy トライスター |
メーカー | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | ユニコ (Unico) |
ランタイム (点滅) | 550時間 | 約30時間 | 約30時間 |
ランタイム (点灯) | 60時間 | 約10時間 | 約5時間 |
バッテリー | 電池 | 電池 | 充電 |
重量 | 12g (本体+電池) | 16.5g (本体+電池) | 17g (シリコンパーツ・ベルクロ除く) |
定価 | 1,430円 | 2,880円 | 2,475円 |
特徴 | コンパクトでランタイムが長い | サイズが大きくて明るい | 独特の光り方で超明るい |
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
迷ってしまうならランタイムの長い「SL-WA10」がおすすめです。
【まとめ】ランタイムの長いテールライトを利用して安全に走行しよう!
今回はブルベにおすすめのテールライトを紹介しました。
ブルベは最低でも10時間以上のロングライドとなり、昼夜を問わず走行しなくてはいけません。
そのため、本記事で紹介した以下の内容を満たすテールライトがおすすめです。
これらの条件を満たすおすすめのテールライトを、Amazonで調査してまとめた結果が以下となります。
商品画像 | |||||||
商品名 | OMNI5 | TIGHT | OMNI3 AUTO | TIGHT KINETIC | TL03 | TL-LD570R | SEEMEE30 C |
メーカー | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | TOWILD | キャットアイ (CAT EYE) | OLIGHT (オーライト) |
ランタイム(点灯) | 約60時間 | 約120時間 | 約100時間 | 約70時間 | 18時間 | 約30時間 | 18.5時間 |
バッテリー | 電池 | 電池 | 電池 | 電池 | 充電 | 電池 | 充電 |
自動点灯 | なし | なし | あり | あり | あり | あり | あり |
重量 | 41.8g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 41.5g (本体+電池) | 49g (本体+電池) | 35g (バンド込) | 66.8g (本体+電池) | 22g |
防水性能 | IPX4 | IPX7 | IPX4 | IPX7 | IPX6 | S1 (JIS D0203に基づく防滴性能) | IP6 |
定価 | 1,870円 | 2,750円 | 2,310円 | 3,300円 | 2,980円 | 2,245円 | 1,895円 |
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (5.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.0 / 5.0) | (4.0 / 5.0) |
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また、300km以上のブルベでは、ヘルメットに装着するセーフティーライト(別名:ヘルメットライト)も必要になりますので、併せて購入しておくことをおすすめします。
商品画像 | |||
商品名 | SL-WA10 | SL-WA100 | Bikeguy トライスター |
メーカー | キャットアイ (CAT EYE) | キャットアイ (CAT EYE) | ユニコ (Unico) |
ランタイム (点滅) | 550時間 | 約30時間 | 約30時間 |
ランタイム (点灯) | 60時間 | 約10時間 | 約5時間 |
バッテリー | 電池 | 電池 | 充電 |
重量 | 12g (本体+電池) | 16.5g (本体+電池) | 17g (シリコンパーツ・ベルクロ除く) |
定価 | 1,430円 | 2,880円 | 2,475円 |
特徴 | コンパクトでランタイムが長い | サイズが大きくて明るい | 独特の光り方で超明るい |
おすすめ度 | (5.0 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) |
商品リンク | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
最適なテールライト、セーフティーライトを用意してブルベに臨んでもらえると嬉しいです。
安全第一で完走を目指しましょう。
関連して、以下の記事でブルベにおすすめの反射ベストをまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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