自転車に乗りながら、骨伝導イヤホンを使っても違反にならないの?
サイクリング中でも、しっかり音楽は聴こえるの?
サイクリング中に骨伝導イヤホンを利用しても、道路交通法違反ではありません。
僕はこのことを知ってから、サイクリング中に音楽を聴くようになりました。
結論として、骨伝導イヤホンをとても気に入りましたし、もっと早くに買っておくべきだった…
とすら感じています。
- 骨伝導イヤホンと道路交通法の関係
- サイクリングシーンでの音楽の聴こえ方
- オススメの骨伝導イヤホン
これらの内容を踏まえ、僕のサイクリング体験を大きく向上させてくれた「骨伝導イヤホン」について解説します。
今ではサイクリングに欠かせない相棒です!
とりあえずオススメが知りたい!
という方は以下のボタンをタップして、一覧に移動してください。
\ 5つの骨伝導イヤホンを厳選 /
骨伝導イヤホンの利用は道路交通法違反ではない!
道路交通法上、ロードバイクやクロスバイクを含む自転車は、軽車両に含まれます。
そのため、道路交通法や条例などの交通ルールを守る義務があるのですが、明確に骨伝導イヤホンの使用を禁止する条文はありません。
僕が住んでいる神奈川県の場合は、以下のように記載されています。
イヤホンなどの使用で周囲の声や音が聞こえない状態での運転は禁止
引用元:神奈川県警察(自転車に乗るときのルールとマナー)
<関係法令 法第71条第6号、神公規第11条第5号>
このことから、イヤホンを着けての自転車運転(片耳イヤホンを含む)は上記ルールに違反する行為となります。
しかし、骨伝導イヤホンの場合は、周囲の音が聞こえる状態ですので、ルール違反には該当しません。
違反ではありませんが、安全運転が最優先なので、音量設定には注意が必要です。
骨伝導イヤホンは耳を塞がないタイプのイヤホン
骨伝導イヤホンは、骨(こめかみ部分)に振動を伝えることで、音を聴くことができる仕組みのイヤホンです。
イヤホンやヘッドホンのように耳が塞がれないので、人の話し声や周囲の環境音と音楽を同時に聴こえます。
設定音量に左右されますが、周囲の環境音はしっかり聞こえます。
サイクリング中に、音楽を聴くことのメリットは以下の3つです。
- 淡々としたサイクリングが楽しくなる
- 心拍数が上がってツライ時に背中を押してくれる
- ヒルクライム中のツラさが軽減される
そのため、普段あまり音楽を聴かないものの、サイクリングシーンにおいては、手放すことができない相棒となっています。
サイクリング中に聴くなら音楽がオススメ!
個人的な感想ですが、サイクリングシーンで骨伝導イヤホンを使用する場合、音楽の再生がオススメです。
- オーディオブックで本の朗読を聴く
- 英語の聞き流しリスニングを聴く
- 好きな曲やヒットソングなどの音楽を聴く
サイクリング中にこれらの内容を試してみましたが、結局、音楽以外はほぼ頭に入りませんでした。
そのため、「サイクリング中は音楽の再生がベスト」という結論になりました。
本の朗読や、英語の聞き流しリスニングが向いていないと感じた理由は以下の通りです。
- 疲れている状態では内容が頭に入ってこない
- ナレーターの声質によって聞き取りやすさが異なる
- 音声に集中してしまうのでやや危険
また、前後の文脈を聴き逃してしまうと、モヤモヤが続いてしまうこともありました…
趣味と勉強の両立は難しかったです…
サブスクリプション型(定額制)の音楽配信サービス
サイクリング中の音楽再生にオススメなのが、「サブスクリプション型(定額制)の音楽配信サービス」です。
サブスクリプション型(定額制)の音楽配信サービスは、月額料金を支払うことで音楽が聴き放題になるサービスです。
特に幅広いジャンルの楽曲を聴く人にオススメで、契約したその日から、お手持ちのPC・スマホで音楽を聴くことができます。
ストリーミング再生が基本ですが、事前に楽曲のダウンロードもできるので、ヒルクライム中などに突然圏外になったとしても、音楽の再生が途切れないことが大きなメリットです。
僕の場合、30日間の無料体験で「Amazon Music Unlimited」を試してみたところ、
- 高音質のハイレゾ音源に対応
- 気に入った楽曲が多い
このようなメリットを感じ、2022年8月から継続して利用しています。
とはいえ、「Spotify」や「YouTube Music」なども無料で体験できるので、色々なサービスを利用してみて、お好みの音楽配信サービスを見つけてください。
\ 初回登録時は30日無料 /
山中では電波が不安定になりやすいので、事前の楽曲ダウンロードがオススメです。
サイクリングシーンにおける骨伝導イヤホンのメリット・デメリット
サイクリングシーンにおける、骨伝導イヤホンのメリット・デメリットは以下となります。
少し簡単ではありますが、それぞれの内容について確認していきましょう。
メリット:サイクリング中に音楽を聴ける
骨伝導イヤホンのメリットは「サイクリング中に音楽を聴けること」です。
淡々としたサイクリングに娯楽を取り入れることができますし、辛いシーンでは背中を押してくれる存在となります。
また、骨伝導イヤホンは耳裏にのせるように装着するため、サングラスやメガネを着用していても、ほぼ干渉することはありません。
ですが、ヘルメットの顎ひもが、骨伝導イヤホンに触れてしまうので、気になる人もいるかもしれません。
僕は気になりませんが、念のため注意が必要です。
音楽がスポーツのパフォーマンスに与える影響とは?
トップレベルの選手から市民ランナーレベルのアスリートにいたるまで音楽を聞きながら体を動かしていることを考えるとスポーツと音楽は何か関係性がありそうに思えます
筑波大学 陸上競技研究室から引用
上記の内容は陸上競技のものになりますが、「運動中に音楽を聴くとパフォーマンスが向上する」ことが多くの研究で実証されています。
具体的には、以下のような動機環境を誘発することが知られています。
- 早いテンポの曲を聴くと「早く走ることができる」
- 遅いテンポの曲を聴くと「リラックス効果がある」
そのため、
遅いテンポの曲を聴いて気持ちを落ちつかせることもできますし、逆に早いテンポの曲を聴いて気持ちを高めることもできます。
音楽の力ってすごい!
デメリット:状況によってはほぼ聴こえない
骨伝導イヤホンは耳が塞がれていないため、周囲の環境音がしっかり聞こえます。
そのため、サイクリング中に音楽を聴けるのですが、巡航速度が速い場合や交通量の多い公道などの場所では、ほぼ音楽が聴こえません。
もし、巡航速度が30km以上でも音楽が聴こえる場合、音量設定が大きいと思います。
安全面を考慮して、音楽プレイヤーやスマホの音量設定は半分程度にすることをオススメします。
周囲の環境音は、しっかり聞こえる状態にしておきましょう。
各走行シーンでの聴こえ方
サイクリングを楽しくしてくれる骨伝導イヤホンですが、走行シーンによって聴こえ方に差があります。
今回は以下3つの走行シーンで、音楽の聴こえ方を確認してみました。
- 平坦走行中の聴こえ方
- ヒルクライム中の聴こえ方
- ダウンヒル中の聴こえ方
骨伝導イヤホンのデメリットの面でもお伝えしましたが、交通量の多い公道や巡航速度が速い場合はほぼ聴こえないというのが正直な感想となります。
また、今回検証するにあたり、スマートフォンの音量は半分(50%)で設定して、聴こえ方の度合いを3段階で表現しました。
グラフの見方ですが、聴こえ方の目安①が「よく 聴こえる」となり、聴こえ方の目安②が「まあまあ 聴こえる」、聴こえ方の目安③が「ほぼ 聴こえない」となります。
あくまで僕の感覚値となってしまい、少し分かりずらい点はすみません。
平坦走行中の聴こえ方
平坦走行時の聴こえ方は、以下のように感じました。
やはり、交通量が多い場合や巡航速度が速くなると、ほぼ聴こえない状態でした。
また、信号待ちなどのタイミングでも、セミなどの鳴き声が大きいとあまり聴こえないこともありました。
25km前後の速度であれば、音楽を楽しみながらサイクリングができました。
ヒルクライム中の聴こえ方
ヒルクライム中の聴こえ方は、以下のように感じました。
個人的に一番音楽の恩恵があるシーンとなりますが、ヒルクライム中はスピードがあまり出ないこともあり、しっかり音楽を楽しめました。
音楽に加え、川のせせらぎや鳥の鳴き声もしっかり聞こえます。
ダウンヒル中の聴こえ方
ダウンヒル中の聴こえ方は、平坦走行時の聴こえ方と同じでした。
ですが、ダウンヒル中はスピードが出るため、少しの不注意で大きな事故に繋がる可能性があります。
そのため、設定音量を下げ、いつも以上に周囲に注意を払って、安全な走行を心掛けるようにしましょう。
ダウンヒル時に限らず、常に安全な走行を心掛けましょう。
サイクリングにオススメの骨伝導イヤホン5選
以下の内容を基に、オススメの骨伝導イヤホンをピックアップしました。
- Amazonでの人気ランキング
- 利用可能時間
- 重量・防水性能
- 価格
もし迷ってしまうようであれば、
Amazonで人気かつコスパが高い「Erssimoの骨伝導イヤホン」、サイクリング以外にも利用する可能性があるなら、マルチペアリングに対応した「shokzのOpenMove」がおすすめです。
商品画像 | |||||
商品名 | 骨伝導イヤホン(Y9) | 骨伝導イヤホン | 骨伝導イヤホン | OpenMove | OpenRun |
メーカー | Xolazex | Erssimo | KOMOI | shokz (旧AfterShokz) | shokz (旧AfterShokz) |
評価 | (4.0 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (3.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) | (4.5 / 5.0) |
タイプ | 骨伝導 | 骨伝導 | 骨伝導 | 骨伝導 | 骨伝導 |
再生可能時間 | 8時間 | 8時間 | 10時間 | 6時間 | 8時間 |
充電方式 | マグネット (独自規格) | USB Type-C | micro USB | USB Type-C | マグネット (独自規格) |
重量 | 29g | 29g | 30g | 29g | 26g |
防水性能 | IPX7 | IPX55 | 防水機能有り ※詳細は記載なし | IP55 | IP67 |
音声通話 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
マルチペアリング | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 (PC、スマホなど2台まで) | 対応 (PC、スマホなど2台まで) |
価格(税込) | 3,799円 | 3,998円 | 4,650円 | 11,800円 | 17,880円 |
該当製品へ移動 | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
ちなみに僕は「ShokzのOpenMove」を愛用中です。
防水・防塵性能を示すIP〇〇とは?
IP〇〇とは「防塵(ぼうじん)」と「防水(ぼうすい)」を表す規格で、各数値が大きいほど性能が高いと判断できます。※1が低くて7が高い
一例は以下となります。
- IPX7:水深1mに30分浸かったとしても大丈夫なレベル
- IP55:水没には耐えられないが、水が掛かっても動作に問題がないレベル
防塵部分はXと省略されることもあります。
Xolazex 骨伝導イヤホン Y9
- 再生可能時間/充電方式
- 8時間/マグネット式(独自規格)
- 重量
- 29g
- 防水性能
- IPX7
高性能・高コスパが特徴で、セールの時には2,000円台で購入できる「 Xolazexの骨伝導イヤホン」。
安価な価格帯ではありつつも、急速充電(5分の急速充電で1.5時間再生が可能)に対応した骨伝導イヤホンです。
サイクリング中にバッテリーがなくなったとしても、休憩中の僅かな時間を利用して充電することで、再度利用できるようになります。
ボタンが押しづらいものの、高い防水性能があるため、発汗量の多いロードバイクでの利用にも支障はありません。
安い金額で、骨伝導イヤホンを試してみたい方にオススメです。
以下の記事でY9のレビューしていますので、参考にしてみてください。
Erssimo 骨伝導イヤホン
- 再生可能時間/充電方式
- 8時間/USB Type-C
- 重量
- 29g
- 防水性能
- IPX55
他製品のいいところを、ギュッと詰め込んだ「Erssimoの骨伝導イヤホン」。
具体的には、以下のような特徴があります。
- USB Type-Cでの充電に対応
- 10分の急速充電で最大1.2時間急速充電に対応
- 8時間の音楽再生に対応
また、マルチファンクションボタンの場所が、ドライバー部分の下に実装されています。
そのため、サイクリング中でもボタンが押しやすい点も、大きなメリットです。
マルチペアリングには非対応ですが、セール中には価格が3,500円を下回ることもあるため、はじめての骨伝導イヤホンに最適な製品といえるでしょう。
何を買えばいいかわからない…
という方にオススメです。
KOMOI 骨伝導イヤホンQualcomm
- 再生可能時間/充電方式
- 10時間/micro USB
- 重量
- 30g
- 防水性能
- 「防水性能あり」となっているが、詳細な数値の記載はない
耳掛け部分がシリコン素材となっており、耳に優しいことが特徴の「KOMOIの骨伝導イヤホン」。
10時間の音楽再生ができるので、日を跨ぐようなサイクリングでない限り、バッテリー残量を心配する必要がありません。
充電方式がmicro USB形式となるため、充電完了までやや時間が掛かる反面、ケーブルの紛失や断線があったとしても、すぐに代用品を準備できることはメリットとも言えるでしょう。
耳掛け式のイヤホンだと耳が疲れやすい…
という方にオススメです。
shokz(旧AfterShokz) OpenMove
- 再生可能時間/充電方式
- 6時間/USB Type-C
- 重量
- 29g
- 防水性能
- IP55
shokz(旧AfterShokz)から販売されている、エントリーモデルの骨伝導イヤホン「OpenMove」。
正直な感想として、他の製品に比べると、再生時間や価格でやや劣る面もあります。
しかし、家電量販店やワイズロードで試着ができるので、実際の聴こえ方を事前に体験できる点は大きなメリットと言えるでしょう。
- 充電方式がUSB Type-C
- マルチペアリングに対応
- 4色カラー展開
また、これらの内容から、サイクリング以外の利用にも適している点も、個人的に気に入っているポイントです。
テレワークなど、サイクリング以外の用途にも利用したい方にオススメです。
以下の記事でOpenMoveのレビューをしているので、参考にしてみてください。
shokz(旧AfterShokz) OpenRun
- 再生可能時間/充電方式
- 8時間/マグネット式(独自規格)
- 重量
- 26g
- 防水性能
- IP67
OpenMoveの上位モデルで、愛用者が多い「OpenRun」。
再生可能時間や防水性能、重量の面で「OpenMove」を上回っており、軽い装着感も大きな魅力の骨伝導イヤホンです。
「OpenMove」と同じく、家電量販店やワイズロードで試着できるので、実際の聴こえ方を事前に体験できることも大きなメリットです。
- マルチペアリングに対応
- 通話/CVC8.0ノイズキャンセリングに対応
- 5色カラー展開
価格の高さがネックではありますが、通常サイズの他に、頭が小さい人に適したミニサイズがある点は、OpenRun唯一の強みです。
ミニサイズもありますので、装着感重視の方にオススメです。
【まとめ】音楽でサイクリングをもっと楽しもう!
サイクリング中に音楽を聴く方法として、骨伝導イヤホンを紹介しました。
各都道府県の方針によって一部差はありますが、道路交通違反には該当しないため、利用しても罰せられる心配はありません。
音楽を取り入れることで、いつものサイクリングがもっと楽しくなりますし、ヒルクライムなどのツラいシーンでは、背中を押してくれる心強い存在にもなります。
ぜひこの機会に骨伝導イヤホンを購入して、サイクリングをもっと楽しい時間にしてみてはいかがでしょうか。
もし迷ってしまうようでしたら、
Amazonで人気かつコスパが高い「Erssimo 骨伝導イヤホン」、サイクリング以外にも利用する可能性があるなら、マルチペアリングに対応した「shokzのOpenMove」がオススメです。
趣味の時間を思いっきり楽しみましょう!
コメント