痩せたら速くなる?体重が減って得られる効果・メリットをサイクリストの視点で徹底解説

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痩せたら速くなる?体重が減って得られる効果・メリットをサイクリストの視点で徹底解説
本記事におけるダイエットの定義

「体重を減らす」ことではなく、「余分な体脂肪を燃焼させる」ことを指しており、脂質を制限するローファットダイエットを推奨しています。

平坦は得意でも峠に差し掛かると急激に減速してしまうことから、ヒルクライムに対して苦手意識を持つサイクリストは非常に多いです。(私も苦手です。)

事実、ロードバイクの世界では軽量化が正義と言われていますが、

悩む人

痩せると楽になるのはなんとなく分かるけど、本当に効果はあるの?

悩む人

痩せると筋肉も減るし、パワーが落ちるんじゃないの?

このように考えている人もいるのではないでしょうか。

3か月での体重の推移

この画像は僕が3ヶ月間ロードバイクでのダイエットに取り組んだ時の体重の推移で、71.2kgから64.2kg(マイナス7kg)への減量に成功しました。

結論として、体組成計の数値ではやや筋肉が減少したものの、巡航速度の維持やヒルクライムがとても楽になりました。

実際にタイムも縮んでいて、STRAVAのセグメントでPRを更新できた区間が複数ありますが、体重が減っただけでは巡航速度は速くなりませんでした。

この辺りの内容を踏まえた上で、サイクリストの目線でダイエットをして得られる効果やメリットを僕の実体験ベースで解説します。

さとつ

痩せるだけで速く走れるようになりませんでしたが、速く走るための土台ができた!という印象です。

この記事を書いた人

年々微増する体重によって、ヒルクライムが苦痛になっていたため、本気でダイエットに挑戦。

多いときは週2でハイボールを嗜みつつ、3ヶ月でマイナス7kgの減量に成功した方法をまとめました。

はじめまして!

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【悲報】痩せただけでは巡航速度は速くならない…

【悲報】痩せただけでは巡航速度は速くならない…

冒頭でもお伝えした通り、痩せるだけではロードバイクの巡航速度は速くなりませんでしたが、ダイエットによる効果は確実に実感できました。

具体的には、サイクリング中の心拍数が上がりにくくなったことで、体感値ではありますが、体への負荷が1~2割程度減り、楽にサイクリングを楽しめるようになりました。

疑問を持つ人

体重が減ったら速くなるんじゃないの?

同じように疑問に感じたので調べてみたところ、ロードバイクのスピードはギアとケイデンスによって決まることを知りました。

そのため、痩せる前と後で同じギア・ケイデンスで走行していては速度が速くなることはありません。

体重の減少によって楽にペダリングが行えるようになった分、ギアもしくはケイデンスを上げないと速度に変化はない。というのが残念な真実です。

さとつ

ややショックではありましたが、言われてみると納得です。

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痩せたことで得られた効果やメリット5選

痩せたことで得られた効果やメリット5選

残念ながら巡航速度にこそ大きな変化はなかったものの、痩せたことで実際に感じた効果やメリットは非常に多くありました。

具体的には、

細分化するとこのようなメリットがあるのですが、簡単にまとめると、

体重が減ったことで心拍数が上昇しにくくなり、今までよりも楽にペダルを回せるようになった!

という共通点があります。

実はヒルクライムのタイムを縮めたい!という思いで、はじめたダイエットでしたが、なんやかんやで、サイクルウェアを着た時のぽっこりお腹が解消されたことが一番嬉しかったです。

さとつ

やはり見た目の印象が変わるのは嬉しかったですね。

それぞれ詳しく解説していきます。

ライド中のパワーが向上した

効果1:ライド中のパワーが向上した

パワーメーターを持っていないので、STRAVA上のデータにはなりますが、ダイエット前と同じように走っているのに、全体的にパワーが向上していました。

痩せる前は、高い心拍数がボトルネックで、ケイデンスを上げられませんでした。

ですが、体重が減ったことで心拍数が上がりにくくなり、自然とケイデンスを上げて走れるようになったことが大きな要因だと考えています。

また、タイム自体はひよっこですが、STRAVAのセグメントで次々とPRを更新できるようになり、過去の自分を超えられたという事実は、モチベーションアップに繋がりました。

さとつ

サイクリングの後にどのくらいPRを更新できたかを確認するのが楽しみになりました。

平坦での巡航速度維持が楽になった

効果2:平坦での巡航速度維持が楽になった

心拍数を低く保てるようになったことで、平坦での巡航速度維持がとても楽になりました。

ざっくりですが、ダイエットの前後で巡航速度28~30kmを維持するための心拍数は以下の通りです。

  • ダイエット前:145〜160bpm
  • ダイエット後:125〜145bpm

サイクリングの時期や気温、食後など、状況によって前後しますが、平均すると上記のような数値になり、より長い時間、快適にサイクリングを楽しめるようになりました。

さとつ

目に見えてサイクリングのパフォーマンスが向上しました。

重いギアを回せるようになった

効果3:重いギアを回せるようになった

体重が減ったことで、体を動かすために必要な力を軽減できるため、より重いギアを踏めるようになります。

重いギアを踏めるようになったことで、体力的にはつらくなりますが、速い巡航速度(32~35km/h前後)で走れるようになりました。

さとつ

サイクリング中におけるギアの選択肢が増えました。

身体への負担が軽減された

効果4:身体への負担が軽減された

サイクリングでのシーンに限らず、体重が減ることでとても体が軽く感じます。

これは体を動かすために必要な力が減ることが理由なのですが、関連して日常生活や運動でのエネルギー消費が抑えられます。

考える人

サイクリングでの消費カロリーが減るのは、デメリットじゃないの?

と思われそうですが、その分補給の回数を減らせるため、より長い時間サイクリングを楽しめるようになります。(燃費が良い状態)

僕はブルベで長距離を走る機会が多いのですが、後半になると疲弊して食欲がなくなることもあるので、補給の回数を減らせるのは非常に大きなメリットだと感じています。

さとつ

ロングライド好きの人にとっては非常に大きなメリットではないでしょうか。

ブルベについては以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。

サイクルウェアをスマートに着こなせるようになった

効果5:サイクルウェアをスマートに着こなせるようになった

僕はどちらかと言うと痩せ型でしたが、サイクルウェアを着た時に、お腹周りの下っ腹が目立つことが悩みでした…

ですが、ダイエットに成功したことで、背中のバックポケットに補給食やサイクルポーチを入れてもお腹周りが強調されなくなり、結果的にもっとロードバイクに乗りたい!と思うようになりました。

加えて、日常生活においても、

疑問を持つ人

なんかちょっと痩せた?

と声を掛けてもらえる機会が増え、より一層モチベーションが高まりました。

さとつ

5kg前後体重が減ったあたりで、周囲から気が付かれはじめる印象です。

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【まとめ】体重が減るとロードバイクのパフォーマンス・モチベーションが向上する

体重が減るとロードバイクのパフォーマンスが向上する

今回はサイクリストの視点で、痩せたことによる効果やメリットを解説してきました。

また、残念な事実ですが、痩せただけでは速く走れるようにはなりません。

ですが、痩せることで心拍数が上がりにくくなり、巡航速度の維持や峠がとても楽になり、以前よりも重いギアで走れるようにもなりました。

結果的にパワーの向上やSTRAVAでのPR更新など、成長を実感できましたし、サイクルウェア着用時においても、お腹周りが強調されなくなったため、ダイエットで得られる効果・メリットはとても大きいと感じています。

タイムが伸び悩んでいたり、楽しみ方を増やしたいと考えているのであれば、ダイエットに取り組んでみることをおすすめします。

とはいえ、ダイエットは短期間で効果が得られるものではないので、少なくとも1~2か月の期間で計画して取り組むようにしてください。

以下の記事でロードバイクに最適なダイエットのはじめ方をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ダイエット中の月間走行距離の算出方法は以下の記事で解説しているので、こちらも併せて参考にしてみてください。

さとつ

メリットが大きいので、この機会にダイエットに挑戦してみてはどうでしょうか?

さとつ
この記事を書いた人
2019年からロードバイクに乗りはじめた30代。
普段は50~100km程度の、ゆるめのサイクリングを楽しんでいます。

長年悩んでいた膝の痛みをフィッティングで解消し、2023年にブルベでSRを獲得しました。

自分が調べた内容や、実体験を元にしたリアルな情報を発信しています。
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