Uber Eatsで配達をしているけど中々チップが貰えない…
SNSでは高額チップの投稿を見かけるけど、あれって本当なの?
僕たちUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーがチップが貰える確率はおよそ5〜10%前後で、金額は100〜200円が相場です。(2021年10月時点)
しかし稀に1,000円を超える高額チップを貰っている配達パートナーも事実として存在しますが、正直かなりレアな状況であり、どんなに意識をしたとしても再現性は少ないでしょう。
高額チップは事実として存在しますが、貰うための具体的な方法は分かりません。(イケメン、美女限定?)
この記事ではすっかり社会インフラとして定着し、新鮮さが失われたUber Eatsで、配達パートナーの僕たちがチップを貰える確率を上げる方法を具体的に解説します。
なお、本記事の対象者は以下の内容が実践できている方を対象としています。
- 料理を安定して配達することができる人
- スムーズで効率的な配達することができる人
- 1回の配達を丁寧に対応することができる人(非効率重視)
もし料理を安定して運ぶことができないと悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。
今回お伝えする方法は自転車・バイク稼働のどちらでも使える方法になっています。
【前提】僕が稼働した場合のチップ確率
僕が稼働した場合のチップ確率は約11%で、貰ったチップの合計金額は4,586円でした。
配達回数は正直多くはありませんが、数値の詳細は以下となります。
- チップを貰った回数/総配達回数
- 27回 / 244配達
- 1回のチップ平均金額/貰ったチップの合計金額
- 平均:169,9円 / 合計:4,586円
また、雨の日はチップの確率が高くなることで有名ですが、僕は晴れた日にしか稼働しない主義です。
そのため、雨の日に稼働しない割にはチップを貰えていると思いますし、確率自体も低くないと感じています。
雨の日に稼働をしない理由ですが、「くせ毛が酷いから」というしょうもない理由で、特に深い意味はありません。
ですが正直にいうとUber Eats(ウーバーイーツ)で配達パートナーをはじめたばかりの頃は、ほぼチップを貰うことはできませんでした。
振り返って考えてみると当たり前なのですが、料理を丁寧に運ぶことだけに集中していたので、注文者のことをあまり意識することができていませんでした。
しかし、配達を重ねることで、心に余裕が持てるようになってからは、少しづつ注文者の目線になって考え、改善を行うことでチップを貰える確率が高くなりました。
そのため、「注文者のことを考える」「改善を重ねる」ことで、誰でもチップが貰える確率は上がると感じています。
Twitterで見かける高額チップは本当なの?
現金配達をオンにしていて、都内で稼働する配達パートナーの中には、高額なチップを貰っている人も事実として存在します。
ですが、高額チップはあくまで注文者の気まぐれによって発生する「激レアな出来事」だと考えることが賢明で、再現性はありません。
僕の場合ですが、
- 自宅周辺での稼働(都内での稼働は行わない)
- 現金配達はオフにしている(現金を持ち歩きたくないので…)
となるため、状況は異なりますが、現金チップやお店からの差し入れを貰った経験は一度もありません。
以上のことから、高額チップは存在しますが、正直期待して稼働することは得策ではないと言えるでしょう。
ちなみに僕が1回で貰った最高チップ額は426円でした。
結局のところ相対評価
高額チップは意識したとしても再現性がないとお伝えしました。
しかし100円〜150円のチップであれば、意識を変えるだけで、貰える確率を高くすることが可能です。
そして、本記事で一番お伝えしたい内容ですが、
結局のところUber Eatsの配達パートナーがチップを貰える確率を高くする一番の近道は、
他者よりも相対的に良い印象を与えることができているか?
ということが、今までの稼働を振り返ってみて感じた結論です。
僕がUber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーとして稼働をはじめたのは2021年2月からなのですが、この頃からジャイロキャノピーを使った専業の人を多く見かけるようになりました。
そのため、配達の品質は必然的に高くなり、自転車稼働の人が今まで評価されていた以下のような内容だけでは、注文者に評価されない状況になってしまいました。
- 丁寧な配達
- すばやく効率的な配達
- スムーズな受け渡し
確かに注文したらすぐに届くし、料理の状態もいいかも。
とはいえ、配達する料理の梱包状態やトラブルが発生したりすることもあるので、配達する側は決して楽ではないんですけどね…
ではこのような状況下において、相対的に良い評価を得るためには、どのようなことを意識する必要があるのかを考えてみましょう。
服装・髪型自由!の裏側を考える
服装・髪型が自由なことはUber Eatsで稼働をする上で大きな魅力ではありますが、まさか以下のような格好で稼働してはいませんよね?
- 清潔感のない格好
- 寝起きのような格好(寝癖や服装)
- 汚れた靴やサンダル・短パンを履いた格好
少し厳しい言い方になってしまいますが、もしこれらに当てはまる場合、接客業であることを自覚し、服装や身だしなみを見直す必要があると言えるでしょう。
というのも、Uber Eatsの配達パートナーという仕事は「ただ料理を届けることではない」ので、接客業務であると認識し、意識を根本的に変える必要があります。
あなたが飲食店に入り、料理の注文を行ったとしましょう。
そこで料理を運んできた店員が「清潔感のない格好で寝癖が目立つ店員」だった場合、どう感じますか?
良く見かける一般的な光景でしょうか?
正直、僕ならあまり良い気分にはなりません…
例えは少し極端だけど、そんな店員だったら確かに気分が悪いかも…
当然アルバイトで働く場合は、レストランのルールが存在し、それに従う必要があります。
もし、ルールが守れていない場合は店長(自分の上司にあたる人)などに注意や指摘をされますが、Uber Eatsの配達パートナーの場合、店長や上司が存在しないので各判断は配達パートナーに一任されている状況です。
そのため、「自分自身で正しい判断をする必要がある」ということになります。
困った時にはUberEatsのサポートがとても頼りになりますが、身だしなみや業務態度の指摘は行なってくれません。
であれば、注文者やレストランから低評価を貰う可能性が高い服装や髪型での稼働は避けるべきですよね?
自転車やバイクを使って料理を配達しますが、レストランで調理された料理をお客様のテーブルに届けていることと何ら変わりありません。
チップを貰う確率を上げるために意識するべき3つの内容
少し前置きが長くなってしまいましたが、具体的にチップを貰う確率を上げるために意識するべきことは以下となります。
- 稼働時の身だしなみ
- ピックアップ・ドロップ時の立ち振る舞い
- 注文者への思いやり
当たり前過ぎるので、拍子抜けされるかもしれませんが、1個づつ確認してみましょう。
稼働時の身だしなみ
意識するべきことの1つ目は「稼働時の身だしなみ」です。
「メラビアンの法則」では人の印象のうち、視覚情報、聴覚情報が93%を占めると言われていることもあり、見た目の印象が重要視されるという有名な法則があります。
ましてやレストランや注文者と接する機会が極端に少ない配達パートナーでは、短時間で身だしなみをチェックされて印象が決まってしまいます。
与える印象が重要なのは理解できたけど、極端に身だしなみが悪い人ってあまり見たことない気がする…
このようにお伝えすると、「多くの配達パートナーは身だしなみが悪い」と感じられてしまいそうですが、決してそのようなことではありません。
僕がお伝えしたい身だしなみは、「着ている服装の色が暗い」ということです。
配達パートナーの中には「服装は全身黒で統一」されている方も多く見かけるため、注文者やレストランに暗い印象を与えてしまう可能性が高いです。
接客という仕事であることを踏まえた場合、少し明るい色の洋服を取り入れることがオススメです。
他にもうバックの使用感や、靴の汚れが目立つ人も見かけます。
業務で利用する「うバック」は経費計上が可能ですので、使用感が出てきたと感じた場合、新しいバックを購入することも検討しましょう。
洋服は経費として計上することは難しいですが、食材を取り扱うプロとして、服装と靴は特に意識するべきだと感じています。
僕はUNIQLOで購入した洋服で稼働をしているのですが、安価で丈夫なワークマンの作業着もオススメですよ。
ピックアップ・ドロップ時の立ち振る舞い
意識するべきことの2つ目は「ピックアップ・ドロップ時の立ち振る舞い」です。
稼働中の大半が自転車やバイクの上となる配達パートナーですが、料理のピックアップ・ドロップの時だけは「立ち振る舞い」を特に意識するべきだと感じています。
料理をピックアップする場合は、以下のような内容に注意するようにしましょう。
- 入店した際の挨拶
- 「お疲れさまです!Uber Eats(ウーバーイーツ)です!」と元気に挨拶できると良いです。
- 料理の出来上がりを待っている時の姿勢
- 他のお客さんの邪魔にならない場所で待機するようにしましょう。
また、手は前に組んで常にスマホを操作することは避けるべきです。(左手が上になるようにします) - 料理を受け取る時の挨拶
- 注文内容の確認を行う店舗の場合は、必ず確認を行うようにしましょう。
また、料理を受け取る際は「お預かりいたします!」と元気に挨拶できると良いです。
内容的に面倒に感じられてしまいそうですが、これらを意識する背景には、「レストランから高評価が貰える確率が上がる」からです。
Uber Eatsの公式に確認したわけではないのですが、レストランから高評価が貰えると、優先的に配達依頼が入ると感じています。
配達回数が増えれば、チップを貰える確率も上がるので、しっかりと意識するようにしましょう。
偶然かもしれませんが、マックなどのチェーン店ではなく、個人経営のレストランから1日に何回も依頼が入ったことがあります。
料理をドロップする場合は、以下のような内容に注意するようにしましょう。
- インターホンの映り方
- カメラ付きのインターホンの場合、呼び出しの後にカメラから一歩下がるようにしましょう。
そうすることで相手へ与える圧迫感が軽減されるので、印象がかなり良くなります。 - 自動扉のロックを解除してもらった時のお礼と一言
- インターホンから遠ざかってしまっているので、やや大きめの声量で「ありがとうございます。失礼いたします。」と言ってから建物内に入るようにしましょう。
- 対面での受け渡し時は手を添える
- 直接注文者に料理を手渡す際、料理名が言えたら最高ですが、毎回は難しいことも事実。
ですので、「こちらお品物でございます!」と言いつつ、両手での受け渡しを意識しましょう。
実際に注文者の方からチップを貰うので、終始不快な印象を与えないように注意するようにしましょう。
注文者への思いやり
最後に意識するべき内容は「注文者への思いやり」です。
フードデリバリーを利用する人の多くは、普段着に着替えて家から出るのが面倒。
と感じている人がほとんどです。
そのため、配達依頼の8割以上が「置き配」となるのですが、梱包されているとは言え、床に料理を置かれて良い気分の人は少ないでしょう。
でも注文者が置き配を指定してるよね?
確かにそうですが、置き配はあくまで「普段着に着替えて家から出るのが面倒だから選ばれている」ということを認識する必要があります。
ですので、せめてキッチンペーパーのような紙を地面と料理の間に挟むだけで、注文者に与える印象は大きく変わります。
ちょっとした気遣いですが、自分がされた時に嬉しいかどうか?という視点で考えてみると新たな発見があります!
【まとめ】意識を変えると報酬単価は自然と上がる
「自由な稼働」が売りのUber Eatsの配達業務ではありますが、正直厳しい記事の内容となってしまいました。
しかし、途中でもお伝えした通り、自分を注意してくれる上司などが不在の状況下では、誰もあなたにアドバイスや注意をしてはくれません。
そのため、自分にとって都合の良い判断をするのではなく、注文者やレストランの視点を意識した上で、1つ1つの判断を行う必要があります。
ピックアップ時、ドロップ時共にやや面倒な内容ではありますが、相手に与える印象に雲泥の差が生まれます。
このような小さな意識が結果として1つのチップに結びついてきます。
そして8割以上の方が「単なる料理を配達する仕事」と認識している今がチャンスです。
この記事でもし新たな発見がありましたら、ぜひ次回の稼働から取り入れてみてください。
この人は他の配達パートナーとはちょっと違うかも?と感じさせることができればOKです。
【おまけ】報酬単価が高い出前館で稼働すれば良いのでは?
いやいや。
スリーコイン連発のUber Eatsでわざわざ稼働しないで、出前館で稼働すればいいんじゃないの?
もちろんこの考えは正論で、出前館の場合は1件当たりの配達で1000〜1500円近くの報酬を得ることができます。
しかし、出前館はUber Eatsとは異なり、日本の企業で、ブランドイメージを何よりも重要視しています。
そのため、業務委託とはいえ、組織感がかなり強く、守らなくてはならないルールも多く存在するので、独自の裁量で稼働できるUber Eatsを選んでいます。(※出前館との業務委託契約の関係上、詳しくはお伝えできないのでご了承ください。)
ここまでお伝えした内容が違和感なくできるようにならないと、出前館ではいずれアカウント停止になる可能性すらあります。
高額な報酬の背景には、厳格なルールが存在しています…
この記事がきっかけでチップを貰える確率が上がることを願っています。
料理の配達が安定しない…
と悩んでいる方は以下の記事も参考にしてみてください。
コメント